「飯島愛 孤独死の真相〜プラトニック・セックスの果て〜」(双葉社)と題されたこの本は、女性ノンフィクションライターの田山絵理氏が、飯島さんの同級生や警察関係者など約200人に取材して執筆したという。
死因は肺炎と2月に発表されたが、同書では飯島さんが昨年12月16日に医師からハルシオンを処方されていたことと、普段から歯科治療を受けていたことに注目。≪歯の治療薬などを使ってトリップしたのち、睡眠導入剤を服用し、次第に昏睡状態に陥って心臓に負担がかかり、ショック死したという状況だ≫と死因を推測している。
飯島さんの恋愛遍歴にも肉薄している。元SMAPの森且行さんとは≪財布の中とか鞄の中に、森くんがサングラスをかけているプライベート写真をいつも持ち歩いていました≫と深い関係だったとしている。
また1992年にAVデビューしたのは、徳永英明似のイケメンDJの借金返済やニューヨークへの渡航費捻出のためだったという。だが飯島さんの人気が急上昇して関係を解消。2000年の「プラトニック・セックス」出版を機に再び連絡を取り合うようになったが、05年に男性が薬物中毒で急死した。≪レギュラーの仕事を無断で休んだり、遅刻をしたり、そうしたことが頻繁に起こったのはこのすぐ後のことだ≫といい、飯島さんは以来、恋とセックスを封印したという。
引退後の飯島さんが、コンドームのネット販売に乗り出したものの立ち行かなくなった事情や、将来は老人介護ホームを開設したいと語っていたことなど近況にも多くのページをさく。
一方、23日に創刊された幻冬舎の女性誌「GINGER」5月号は「飯島愛の真実」と題したスクープ記事を掲載。こちらは、初めてマスコミの取材に応じた父親が、≪あることないこと書かれて、松恵(本名)が誤解されることが悔しかった≫と語るなど、娘を失った親としての悲しみがつづられている。