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中国のブランド認証ロゴ、ナチス親衛隊を連想

 中国政府が優秀な国産品を認証する「中国名牌(中国優秀ブランド)」のロゴにイスラエルが不満を表明している。

 23日付香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、品質検査機関の中国国家質量監督検験検疫総局が管轄する「中国名牌」認証のロゴがナチス親衛隊(SS)のマークに似ているとして、北京のイスラエル大使館は近く、中国政府に抗議を行う構えだという。

 イスラエル大使館の広報担当者は「われわれはこのマークが何を連想させ、どれだけデリケートな事案かを知っているため、早急に中国側に問題を提起する」と述べた。

 問題のロゴは赤い円の中に青い「SS」という文字が描かれている。ナチスはドイツ語の「Schutzstaffel(親衛隊)」の略字を図案化し「SS」というマークを用いていた。中国名牌のロゴは、実際には経済発展指標を示す四つの矢印を示しているという。

 香港のユダヤ人団体の律法学者は「西洋人はあのマークを見ればすぐにナチス親衛隊を連想する。あのマークが付いた製品が中国国内だけで流通するならば問題はないが、世界に出荷されれば直ちに反感を引き起こすことになる」と警告した。

香港=李恒洙(イ・ハンス)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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