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ACL制覇の切り札、佐々木・・・5日、決勝第1戦流れ変える高速ドリブルサッカーのアジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第1戦のアデレード戦(5日・万博)に臨むG大阪。ここにきて、存在感が増しているのがMF佐々木勇人(25)。昨季までJ2・山形でプレーしていた高速ドリブラーが、チームをアジアの頂点に導くか。 Jリーグのライバル浦和との対戦となったACL準決勝。第2戦、0―1で迎えた後半に投入されると、1メートル67の小柄な体が躍動した。右サイドから切れ込み、時に意表をつくロングシュート。慌てた浦和はボランチ阿部に対応させたが、逆にバランスを崩し、G大阪の逆転勝ちにつながった。 これまで、スポットライトを浴びてきたわけではない。大院大時代は「関西選抜にも選ばれなかった」。J2・仙台に練習生として参加したが、結局入団には至らず、山形へ。「いつか上(J1)の舞台で」と心に秘め、得意のドリブルを磨いた。 昨年、天皇杯4回戦でG大阪と対戦し、転機を迎えた。PK戦の末、敗れたものの、その瞬発力と精度の高いクロスは、西野監督の目を引いた。オフに、G大阪から「ガンバにはいないタイプ」と正式に獲得の申し出を受けた。 待ち望んだJ1の舞台だったが、壁にぶつかった。7月、リーグ戦のF東京戦では後半開始から投入されながら、中途半端なプレーぶりで、80分に交代を命じられた。悔しくて、その夜は眠れなかった。 「パスをつなぐチームスタイルに合わせていた。仕掛けるのが持ち味のはず」。吹っ切れると、本来の切れが戻った。その後は9月の東京V戦でJ1初得点を挙げるなど、流れを変える「ジョーカー」として欠かせない存在となった。 決勝第1戦では大型DFのそろうアデレードに対し、先発で起用される可能性が高い。「昨年までなら思いもよらなかった経験ができている。大きな仕事をしたい」。大一番を前に、自信ありげに笑った。 (平野和彦) (2008年11月4日 読売新聞)
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