民主党・小沢一郎代表の資金管理団体「陸山会」をめぐる違法献金事件で、東京地検は24日午後、小沢代表の公設第1秘書・大久保隆規容疑者(47)を政治資金規正法違反罪で起訴した。 大久保被告は陸山会の会計責任者を務めており、東京地検特捜部によると、大久保被告は06年までの4年間、「西松建設」からの企業献金2100万円を、西松建設のダミーの政治団体から受けたかのよう装い、政治資金収支報告書にウソの記載をした罪などに問われている。
大久保被告は起訴事実を否認しているとみられるが、東京地検特捜部は、小沢代表側が献金を受ける際、西松建設側に出したとみられる請求書を押収している上、関係者の供述などから証拠は十分だとして、拘置期限の24日に大久保被告を起訴した。
また、西松建設の前社長・国沢幹雄被告(70)も第三者名義で企業献金を行った政治資金規正法違反罪で起訴された。