民主党・小沢代表の資金管理団体をめぐる違法献金事件で、東京地検特捜部は24日午後、小沢代表の秘書・大久保隆規容疑者(47)を政治資金規正法違反の罪で起訴する方針。一方、小沢代表は、24日夕方にも、代表の続投を表明する公算が大きくなっている。 民主党は24日午前、定例の幹部会合を行っている。しかし、小沢代表は欠席しており、都内の個人事務所で情報収集を行っているとみられる。また、民主党・鳩山幹事長は24日午前の役員会の冒頭で、一致して小沢代表の判断を尊重するよう求めた。
小沢代表は、24日夕方にも記者会見を開き、自らの進退について表明する見通し。民主党幹部は、秘書の起訴事実が政治資金規正法違反にとどまった場合、小沢代表は辞任しないとの見方を示しており、当面、続投する公算が大きくなっている。小沢代表はこれまで、「何も悪いことをしていない」として、検察は起訴しないとの認識を示していた。また、民主党内には「小沢代表のままでは総選挙にマイナスだ」との声も根強くあることから、小沢代表の最終判断が注目される。
一方、24日朝の自民党幹部会では、「小沢代表が辞めない方が、選挙には有利だ」との声が公然と上がった。総選挙の時期にも影響を与える可能性がある。