Systemwalker Operation Manager トラブルシューティングガイド - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000 /Windows Server(TM) 2003 - |
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第5章 ジョブ実行制御に関するトラブルシューティング | > 5.4 ジョブが正常に動作しない |
ネットワークジョブは、スケジュールサーバから実行サーバに起動依頼された後、実行サーバ上でジョブが動作し、ジョブの終了時は、実行サーバからスケジュールサーバにジョブの終了通知が実施される仕組みになっています。
実行サーバにおいて、以下の場合にはネットワークジョブの終了通知ができません。
しかし、スケジュールサーバから実行サーバのジョブ状態の確認が一定間隔で実施されるため、スケジュールサーバはジョブの終了を認識することができます。
このため、実際に実行サーバ上でジョブが終了してからスケジュールサーバが終了を認識するまで遅れが生じる可能性があります。
実行サーバにおいて、スケジュールサーバのホスト名から名前解決によって取得されたIPアドレスを使用して、スケジュールサーバに接続できるように対処してください。
スケジュールサーバがクラスタ構成で、かつ、Systemwalker Operation Managerが以下のバージョンレベルの場合、スケジュールサーバで論理IPアドレスを登録することで対処できます。
論理IPアドレスを登録する場合は、以下の手順に従い、クラスタシステムを構成する運用系、待機系、すべてのスケジュールサーバで設定してください。
論理IPアドレスは、ジョブの終了通知のあて先として使用されます。
クラスタの論理IPアドレスを登録することで、ネットワークジョブ実行中にスケジュールサーバがフェールオーバし、系が切り替わったとしても、実行サーバはジョブの終了通知をスケジュールサーバに通知することができます。
スケジュールサーバおよび実行サーバの両方において、Systemwalker Operation Managerのスタートアップアカウントは一致していますか
【Windows版の場合】
ネットワークジョブが終了するまでに時間がかかる場合、スケジュールサーバおよび実行サーバの両方において、Systemwalker Operation Managerのスタートアップアカウントが一致していない可能性があります。この場合、ネットワークジョブの終了通知ができないため、スケジュールサーバが一定間隔で行う実行サーバのジョブ状態の確認が実施されるまで終了を認識できません。
スケジュールサーバおよび実行サーバの両方で、Systemwalker Operation Managerのスタートアップアカウントを統一してください。
スタートアップアカウントの変更についての注意事項は、以下に示すマニュアルを参照してください。
スタートアップアカウントの変更方法については、以下に示すマニュアルを参照してください。
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