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母体搬送新システム、25日から開始―東京都

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 東京都は3月25日から、重症の疾患で緊急に母体救命処置が必要な妊産婦を必ず受け入れる「母体救命対応総合周産期母子医療センター」(いわゆるスーパー総合周産期センター)を指定し、新たな母体救命搬送システムをスタートさせる。

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 スーパー総合周産期センターは、産科、新生児科医師の24時間体制や麻酔科、脳外科などの当直(オンコール)体制などを確保し、救命処置が必要な妊産婦の受け入れに対応する。昭和大病院(品川区)、日本赤十字社医療センター(渋谷区)、日大医学部附属板橋病院(板橋区)の3か所が指定され、25日午前9時から新システムを開始する。

 新システムの対象となるのは、▽脳血管障害、急性心疾患、呼吸不全など妊産褥婦の救急疾患合併▽羊水塞栓症、出血性ショックなど産科救急疾患(重症)▽意識障害、痙攣発作など重篤な症状(診断未確定)▽その他、緊急に母体救命処置が必要なもの―で、重症度の判断については、東京消防庁が使用する「疾病観察カード」を参考にする。これ以外の周産期の症例については、総合周産期母子医療センターが受け入れや調整を担当する従来のシステムで対応することになっており、スーパー総合周産期センターがすべての母体搬送を受け入れるわけではない。

 新システムでは、産科施設で母体救命が必要と判断される事例が発生した場合、まず直近の救急医療機関に受け入れを要請。受け入れが不可能な場合は119番通報し、スーパー総合周産期センターに受け入れを要請した後に救急車で搬送する。


更新:2009/03/23 17:00   キャリアブレイン

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