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米紙が選ぶ「最悪の独裁者」、金総書記が3位(下)

1位はジンバブエのムガベ大統領、2位はスーダンのバシール大統領

 世界最悪の独裁者2位には、昨年に続きスーダンのオマル・アル・バシール大統領(65)が選ばれた。バシール大統領はダルフールの大虐殺を主導した張本人で、最近国際刑事裁判所(ICC)から逮捕令状を発行された。

 4位には、ミャンマー軍事政権の最高指導者タン・シュエ議長(76)が選ばれた。昨年5月のサイクロン「ナルギス」により死亡または行方不明者14万人、被災者200万人以上を出したが、タン・シュエ議長は被害地域への救援団体の接近を拒み、国際社会の批判を浴びた。タン・シュエ議長の昨年の順位は3位だった。

 次に挙げられたのはサウジアラビアのアブドラ国王(85)で、昨年の4位から今年は5位となった。サウジアラビアでは女性が男性保護者の許可なく就職したり旅行・就学・結婚することができず、身分証すら発給されない。さらに、憲法そのものが存在しない。

 昨年5位だった中国の胡錦濤国家主席は、今年は6位に順位を下げた。胡主席は言論・宗教の自由を制限し、チベットをはじめとする少数民族を弾圧している、との指摘を受けている。

 7位はイランの最高指導者サイード・アリー・ハメネイ師(69)で、昨年と同じ順位を維持した。続いて、昨年10位だったエリトリアのイサイアス・アフェウェルキ大統領(63)は8位に上った。

 9位にはトルクメニスタンのグルバングルィ・ベルディムハメドフ大統領(51)が選ばれ、新たにトップ10入りした。リビアの国家元首ムアマル・カダフィ大佐(66)も、昨年の11位から今年は10位へと順位を一つ上げた。

クァク・アラム記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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