あらすじ

【第56話】親子断絶

2009.03.23(月)

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 久しぶりに「黄色い薔薇」に現われた珠世は結婚してすっかり落ち着き、若かったころの激しさは影を潜めていた。"非婚"など時代遅れだという珠世は、そこに現われた稲村が和子に未練があるのに気付くと、さっそく和子に結婚を勧める。そんな珠世に由起子は苛立ちを覚えるが...。
 和子の娘・直美は派遣先の社員・克敏とその後輩・深谷との合コンに香菜子、和花枝を誘っていたが、香菜子が、克敏と意気投合。和花枝も深谷と話が弾む。除け者にされた気分で不愉快になった直美は、一人で店を出てきてしまう。
 怒りの収まらない直美は「黄色い薔薇」に母を訪ね、親の関係がそのまま娘たちにも受け継がれている、と悔しそうに訴える。
 そのデートの顛末を聞いた由起子は、不誠実な克敏に不快感を持ち、克敏と交際などしないよう香菜子に釘を刺す。自分の娘ともあろうものが、女の幸せは結婚にある、なんて恥ずかしい、と香菜子に説教する由起子だ。
 それでも数日後、香菜子は克敏とのデートの約束をするのだった。
 そんな中、稲村が和子と直美の暮らす伊庭家の離れへ訪ねてくる。初めて見る直美の父親に、興味津々の香菜子と和花枝。父親のいない二人は、親子対面した直美のことが羨ましい。しかし父と5年近く会っていなかった直美は、何を話していいのか分からない。
稲村は和子や直美と一緒に暮らしたいそぶりをみせ、ある程度の距離を保ちながら稲村と付き合ってきたつもりの和子は戸惑ってしまう。