RV飲酒事故ほう助罪判決確定へ 高検、被告側が上告断念宮城県多賀城市で2005年、飲酒運転のRVが仙台育英学園高生らの列に突っ込み3人が死亡、15人が重軽傷を負った事故で、道交法違反(酒酔い運転)ほう助罪に問われ、仙台高裁が懲役1年、執行猶予5年とした助手席の会社員佐々木大輔被告(31)について、仙台高検は10日、上告断念を決めた。被告側も上告しない方針で、高裁判決が確定する。 高検の寺脇一峰次席検事は「量刑に不満は残るが、適法な上告理由が見当たらなかった」と語った。 仙台地裁は弁護側の無罪主張を退けて罰金25万円(求刑懲役1年6月)を言い渡し、高裁は「罰金刑は軽すぎるが反省している」と1審判決を破棄、執行猶予付きの懲役刑を選択した。 高裁判決によると、佐々木被告は05年5月22日、一緒に飲酒した運転者=危険運転致死傷罪で懲役20年が確定=のRVに乗り込み、自宅まで送るよう依頼。酒酔い運転をほう助した。 娘の細井恵さん=当時(15)=を亡くし、上告を求める上申書を高検に出していた父実さん(59)は「到底理解できず、納得できない。恵に伝える言葉が見つからない」とのコメントを出した。 【共同通信】
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