日本中が熱狂した、WBCの準決勝からです。侍ジャパンは、アメリカを9対4で破り、見事、決勝進出を決めました。WBC連覇をかけ、24日、宿敵・韓国と最後の決戦です。WBC準決勝。相手は、ベースボールの発祥地、アメリカです。決勝進出をかけた大事な一戦に、キャンプ地宮崎からも熱い声援が送られます。日本の先発は、今大会2勝をあげている、エース松坂。初回、先頭バッターにいきなりホームランを許します。その後、両チーム1点ずつをあげ、アメリカ1点リードで迎えた4回、ついに、日本打線が爆発します。4番稲葉、5番小笠原が連続ヒットで出塁。このチャンスに、バッターは福留。セカンドのエラーで、まずは同点。さらに城島の犠牲フライで、逆転に成功すると、続く岩村が、タイムリー3ベース!このあと、初スタメンの川崎にもヒットが飛び出し、この回、一挙5点!6対2とリードを広げます。さらに8回、2点差に詰め寄られた日本は、1点を加えたあと、バッターはイチロー!技ありのヒットで、2塁から川崎がホームイン!続く中島も右中間に運び、イチロー、今度は足で魅せます。(1塁から俊足ホームイン)結局、試合は、終盤に得点を重ねた日本が、9対4でアメリカを破り、決勝進出を決めました。(WBC日本代表・原監督)「きょうは、わが国の方に軍配が上がった。これは非常に日本野球界においても非常に大きな歴史を刻んだという風に思います」(初スタメン!川崎宗則選手)「まだきょうで終わりじゃないし、まだあしたが最後の決戦だと思ってますので、やりたいと思います。気を引き締めていい準備をしてあとは体に任せて日本の国民のためにびしっとやりたい」(青木選手の祖母は)「宣親!きょうはちょっと振り切らん勝ったけど、明日頑張るように祈ってます。おばあちゃんも応援してるよ!」(東国原知事)「勝ったみたいですね、先ほど聞きました。良かったですね。どうしますか!青木選手。2大会連続で優勝してあれだけの活躍をしたら、県民栄誉賞も視野に入れてこないと当然そうなるでしょうね。まぁやってくれるとは思うんですけど、頑張っていただきたいと思います」日本は、2連覇をかけて、24日宿敵・韓国と、五度対戦します。23日は、ノーヒットに終わった日向市出身の青木選手ですが、決勝での活躍を期待しましょう。決勝戦の模様は、MRTテレビで、24日午前9時55分から生中継でお伝えします。
宮崎市の3月定例議会は、23日最終日を迎え、議員から提出されていた地域コミュニティ税の廃止条例案が、否決されました。依然として、賛否が大きく分かれる地域コミュニティ税は、1年の延期を経て、4月から導入されます。地域コミュニティ税の廃止を求める条例案は、宮崎市議会の会派「市民みやざき」が、独自に行ったアンケートの結果、反対意見が6割に上ったとして、3月定例議会に提出したものです。23日の本会議では、市民経済委員会の委員長が、「条例案は否決すべき」と委員会の審査結果を報告したあと、賛成、反対双方の議員による討論が行われました。(反対・後藤泰樹議員)「百年に一度と言われる深刻な不況の中、なぜ市民税を増税するのか」(賛成・斉藤了介議員)「地域コミュニティ税が、住民自治を役所から市民が取り戻すきっかけを作る財源なってくれると期待している」そして、採決が行われ、賛成13・反対31の反対多数で、地域コミュニティ税の廃止条例案は否決されました。(市民グループから出された廃止を求める請願も不採択)(請願を提出した市民は)「市との結びつきが強い方の意見が通っている、これは非常に民主主義ではないと感じた」(廃止条例案提出・伊地知義友議員)「議会が民意を反映しなかったことは非常に残念、議員として議会の一員として、できれば民意を反映する形で廃案にしたかった」(地コミ税に賛成・鍋倉利幸議員)「今後の周知徹底が足りない部分が、少しはあったのかとは考えてますので、理解を得るために機会あるごとに説明責任を果たしていきたい」(津村重光宮崎市長)「議員は、この一年、地域コミュニティ税の民意を肌で感じながら地域活動してきたと思う。その議員さんが31人賛成された、十二分に民意を反映した結果と思う」「地域コミュニティ税の導入は、民意を反映した結果」と主張する津村市長。市民や議会の間に、反対意見がくすぶる中、地域コミュニティ税は、いよいよ4月から導入されます。
深刻な医師不足問題に直面している、県立延岡病院の問題です。県は、来年度、内科など一部の診療科で、医師確保のメドが立ったと発表しました。この問題は、県立延岡病院で、内科や神経内科など6人の医師が、すでに退職、または、3月末までに退職の意向を示しているものです。このうち、内科では、2人が退職の意向を示していましたが、医師を派遣していた宮崎大学附属病院が、4月以降も後任の医師を派遣することを決めたほか、退職の意向を示していた医師も、勤務を継続することになりました。また、麻酔科や歯科口腔外科など、ほかの診療科についても、宮崎大学や熊本大学などから、あわせて5人の医師が、新たに派遣、または配置されることが決まりました。しかし一方で、3人の医師が退職する神経内科については、医師確保の見通しが立っていないことから、県立延岡病院では神経内科を休診とし、一部の患者は、診察時間を決めた予約外来で対応することにしています。こうした中、宮崎大学医学部は、4月から地域医療の専門医の養成や調査・研究を行う、「地域医療連携室」を新たに設置すると発表しました。連携室には、地元推薦枠の医学部の卒業生や復職を希望する女性医師も受け入れられ、へき地勤務のほか、附属病院と連携したキャリアアップの支援も行われます。宮崎大学では、地域医療連携室の設置により、地域のニーズに対応した医師の配置が可能になるほか、県内への医師の定着も期待できるとしています。
宮崎市は、4月から、妊婦健診の補助をこれまでの5回から、14回に拡大することになりました。妊婦健診は、母体や胎児を守るため、妊娠してから出産までに、あわせて14回の検査が望ましいとされています。宮崎市では、今年度まで、5回の妊婦健診について補助してきましたが、来年度から、それを14回に拡大するということです。補助の金額は、これまでの2万9700円から、8万1460円と大幅に拡大され、14回分の健診を受けた際に必要と想定される9万5540円の大部分が、補助されることになります。これまで補助がなかった9回分の健診については、国と宮崎市が半分ずつ負担することにしていて、市では、新年度当初予算に、補助拡大分の費用、2億2000万円を計上しています。妊婦健診の補助拡大は、このほかの市町村でも検討が進められています。
土地取引の目安となる地価が、公示されました。景気悪化の影響もあって、県内ほとんどの地点で価格を下げ、下落幅も拡大しています。地価公示制度は、毎年1月1日の時点で、全国一斉に、土地の価格を判定するもので、県内では、244地点が調査対象になっています。それによりますと、県内の1平方メートル当たりの平均価格は、住宅地が3万8700円、商業地が7万3900円で、住宅地で9年連続、商業地で18年連続の下落となりました。今年は、景気悪化の影響で、去年と比べ、下落幅が拡大しているのが特徴で、全国平均より小幅なものの、住宅地が1.3%のマイナス、商業地が3.3%のマイナスとなっています。一方、県内で最も価格が高かったのは、住宅地が、宮崎市船塚3丁目の1平方メートル当たり10万8000円、商業地は、宮崎市橘通西3丁目の中めがね本店で、40万7000円でした。
福岡ソフトバンクホークス最高顧問の王貞治さんに、宮崎市から、名誉市民の称号が贈られることが決まりました。これは、23日開かれた宮崎市議会で決まったものです。王最高顧問は、巨人とソフトバンクの選手、監督として36年間にわたり、宮崎キャンプに訪れました。名誉市民の称号が、宮崎市民以外に贈られるのは、元巨人軍監督の長嶋茂雄さんに続き、2人目となります。王最高顧問は、「私は、宮崎に育てられました、喜んで受けさせていただきす」と話しているということで、宮崎市では、できるだけ早い時期に贈呈式を行いたいとしています。
宮崎市出身で、アメリカを拠点に活躍している俳優、松崎悠希さんが東国原知事を表敬訪問しました。知事室を訪ねたのは、アメリカを拠点に、映画やテレビなどで幅広く活躍している、宮崎市出身の俳優、松崎悠希さんです。これまで、映画「ラスト・サムライ」や、「硫黄島からの手紙」などに出演してきた松崎さんは、宮崎でも公開される映画「ピンクパンサー2」に出演していて、東国原知事と、ハリウッド映画出演での失敗談や、オーディションの状況などについて話しました。(松崎さん)「このポスターには載らなかったんですけど、メインキャストなんですよ!」(知事)「へえ、そうなんですかあ」このあと、記念撮影が行われ、松崎さんからピンクパンサーのぬいぐるみがプレゼントされると、知事は大喜びの様子でした。「ピンクパンサー2」は、宮崎市の宮崎セントラルシネマで5月9日から公開されます。
3月30日に県南1市2町が合併して、新日南市が誕生するのを前に、市議会の議場の改修工事が、23日から始まりました。新日南市では、議員定数が、合併後2年間、特例により、いまの1市2町の議員数を合わせた42人と、現在より20人増えることから、議場の改修工事が行われることになったものです。23日から始まった工事では、業者が、現在の議席の両側と前の部分に、新たに机を並べるなどの増設作業にあたりました。議場は、3月27日までに完成することになっていて、新しい議場で、4月中旬に、合併後初めての市議会が開催される予定です。新市の議員定数は、合併後2年間は42人で、その後、30人とすることがすでに決まっています。
都城市で恒例の植木市が開かれ、季節の花木などを買い求める園芸愛好家などで連日にぎわっています。都城市の神柱公園で開かれている植木市は、県内の業者をはじめ、植木の生産が盛んな福岡県久留米市から業者が参加することもあって、毎年、大勢の園芸愛好家が訪れます。会場では、桜やツツジ、ブルーベリーといった花木や果樹など、約2000種、30万本が販売されています。この植木市は、価格より、品質の高さが重視されているということで、訪れた買い物客らは、じっくりと品定めをしながら、お目当ての商品を買い求めていました。都城植木市は、4月30日まで開かれ、期間中、園芸教室やオークションなどのイベントが予定されています。
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