現在位置:
  1. asahi.com
  2. スポーツ
  3. 野球
  4. プロ野球
  5. 記事

WBC決勝 韓国左腕・奉の攻略なるか

2009年3月24日7時14分

写真:奉重根投手奉重根投手

写真:9日の日本戦で先発、好投した韓国・奉重根=遠藤啓生撮影9日の日本戦で先発、好投した韓国・奉重根=遠藤啓生撮影

写真:奉重根投手をモデルにしたTシャツ(LGツインズ提供)奉重根投手をモデルにしたTシャツ(LGツインズ提供)

 日本打線が、韓国の先発の191センチ左腕・奉重根を攻略できるか、が勝負のカギを握っている。

 奉は今大会、日本に2戦2勝。1次ラウンド1位決定戦、2次ラウンド2回戦とも先発で6回途中まで3安打と好投した。失点は2戦目の1点のみ。投球モーションが小さく、打者としてはタイミングがとりにくい。ヒット・エンド・ランなど得意の小技をからめて、揺さぶることだ。

 日本は奉に4打数3安打と相性のいい城島に加え、左腕キラーの内川を先発に起用することになるだろう。右打者の前に走者をためて圧力をかけたい。青木、小笠原が好調なだけに、イチローも出塁できれば得点機会が増える。

 先発の岩隈は3試合に投げて防御率0.73。韓国との1次ラウンド1位決定戦では奉に投げ負けたものの、5回3分の1を投げて被安打2、1失点。150キロ前後の速球に加え、鋭いフォークがさえている。

 救援陣は総力戦で臨める。準決勝で好投した杉内、ダルビッシュの投球数が20球と21球で、決勝にも登板できるのが大きい。韓国打線はチーム打率こそ2割5分5厘だが、金泰均、秋信守ら中軸に当たりが出てきた。塁に出すとうるさい1、2番をしっかり抑えることが肝心だ。

 手の内を知るもの同士だが、投打の勢いでは日本が上とみる。(村上尚史)

検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内