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【社会】開業医が当直に参加 都立墨東病院 妊婦受け入れ あすから新体制2009年3月24日 朝刊 東京都内の妊婦が昨年十月、都立墨東病院など八つの医療機関に受け入れを断られて死亡した問題を受け、東京都医師会(鈴木聰男会長)は二十三日、同病院の夜間・休日の当直に、地元の産科開業医らが参加することを明らかにした。当面、墨田、江東、江戸川区の六人が協力、二十五日から始める。 都は、産科医不足を補うため今後、他の都立病院などでも同様の協力体制づくりを目指す。 鈴木会長は「産科かかりつけ医と病院がいい形で連携できれば、全国初の事例になる」と意義を話した。 墨東病院は救急搬送に対応する「総合周産期母子医療センター」だが、産科医不足で休日などは当直医が一人だった。現在は二人体制だが、医師の負担が増加。同医師会は、都の協力依頼を受け、昨年十一月から検討を進めていた。 開業医らは、都の臨時職員として、当面は主に三人目の補助的な当直医として参加。同病院の診療の流れを把握した上で、二人体制の一翼を担う。
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