麻生太郎首相は23日夜、24日で政権発足半年となることについて「思った以上に(金融危機が)実体経済に与える影響が大きかった。景気対策、経済対策に全力を挙げた半年だった」と振り返った。首相官邸で記者団に語った。「中小企業の経営者にとってまだ心配の種が尽きていない」と強調し、経済対策優先の政権運営への意気込みを示した。
河村建夫官房長官も記者会見で「大事な2009年度予算案の成立を目前にしており、感慨に浸っているときではない」としながら「支持率の問題などもあり私自身は非常に悩まされたりした」とも語り、女房役の苦労をにじませた。(23日 22:16)