2009年3月23日21時26分
優勝を決め、抱き合って喜ぶ日本製紙の選手たち=池田良撮影
最終戦を優勝で飾れず、肩を落とす西武の選手たち=池田良撮影
アイスホッケーのアジアリーグは23日、4戦先勝方式のプレーオフ決勝の最終第7戦が東京・ダイドードリンコアイスアリーナであり、日本製紙(レギュラーリーグ4位)が3―2で西武(同2位)を破り、対戦成績を4勝3敗として2季ぶり3度目の優勝を決めた。今季限りで廃部が決まっている西武は優勝で有終の美を飾ることはできず、この日が最後の試合となった。
日本製紙は第1ピリオド(P)3分20秒、三谷のゴールで先制。第2Pは西脇、伊藤雅のゴールで突き放し、逃げ切った。
西武の前身は、72年に発足した国土計画(後にコクドと改称)。66年に発足し03年で廃部した同じ西武グループの西武鉄道を統合し、今も多くの日本代表が所属する強豪。同グループの2チームで、日本リーグとアジアリーグで計25度、全日本選手権で18度の優勝をした国内アイスホッケー界のリーダーが姿を消す。