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最後まであきらめなかった西武 アイスホッケー・アジアリーグ

2009.3.23 23:20
西武−日本製紙 第2ピリオド、ゴールを決め笑顔の西武・鈴木(左)ら=DyDoアリーナ西武−日本製紙 第2ピリオド、ゴールを決め笑顔の西武・鈴木(左)ら=DyDoアリーナ

 最後まであきらめずに攻め続けた。しかし、わずか1点が届かず、西武はチームとして最後のゲームを終えた。

 昨年12月に廃部が決定した時点で「チームが崩れてもおかしくない状況」(若林監督)だったが、選手たちの結束力はむしろ増した。2月の全日本選手権で優勝、アジア・リーグでもがけっぷちから盛り返し、2冠に王手をかけていた。

 迎えた最終戦、試合前に全員が意気込みを語り、モチベーションを上げて臨んだ。それが裏目に出たのか序盤は動きが硬く、一時は3点差をつけられた。終盤、主将の鈴木が2ゴールを決めて追い上げたが…。「いい結果は出せなかったが、アイスホッケーがいいスポーツだということと、西武がいいチームだとは伝えられた」。鈴木は涙ながらに話した。

 「相当数お願いしているが、まだ(譲渡先)は決まっていない」と小山内幹雄オーナー代行が話すように、チームの未来は明るくない。それでも鈴木は「日本からアイスホッケーが消えることはない。これからはファンの力が必要」と言い切った。(行場竹彦)

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西武−日本製紙 第2ピリオド、ゴールを決め笑顔の西武・鈴木(左)ら=DyDoアリーナ
2季ぶり3度目の優勝を果たし喜ぶ日本製紙選手たち。手前は西武選手=DyDoアリーナ
優勝を喜ぶ日本製紙選手(奥)をぼうぜんと見る西武選手たち=23日夜、東京都西東京市のDyDoアリーナ
ファンの声援に手を振る西武・鈴木=23日夜、西東京市のDyDoアリーナ
日本製紙に敗れ有終の美を飾れず、ファンに頭を下げる鈴木(右端)ら西武選手=23日夜、西東京市のDyDoアリーナ
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