2009年3月23日

月の砂漠に吹く風は、馬耳東風なり

今朝の東天には下弦の細くなってきた月のすぐ近くに木星が寄り添うように見えていました。ガリレオ・ガリレイが木星の衛星を発見してからおよそ400年ですね(^^)

かなりの強風でしたので、雨が降っても風が吹いてもすぐに止まってしまうJR京葉線は、お約束のように動いていませんでした。なんとなくいつもより電車が混んでいるような気がするので、あたりをよく見回したら、、、今日から春休みなのか遊び格好をした若い子たちがいっぱいなのでした。東京メトロ・日比谷線で、もうまるっきりディズニーランドへ行くぜい!!という感じの男女10人くらいの塊が近くに乗っていたので、JR京葉線の乗換駅である八丁堀まで行かずに手前の茅場町で東西線に乗ってゆきなさいと教えてあげたのにリーダー格風なセイタカノッペリ草みたいな男の子がまったく理解できていない様子で、忠告も車内アナウンスも聞かずにみんな八丁堀で降りてゆきました。
新木場駅のJR改札前では、ディズニーランドへ行けない若い子たちであふれてました。有楽町線の車内でも繰り返し繰り返し京葉線が強風のため止まっていると言ってたのですが、、、。振り替え輸送で遠回りするよりも復旧を待っていることのほうが早いということもありますが、飛行機まで風によろめいてしまうくらいでしたから、どちらが正解だったのでしょう???

2009年3月22日

破壊と再生、死に逝く距離を駆け抜けろ!!

3回目にしてやっとお仕事がお休みの日と東京マラソンが開催日が一致しましたが、今日は栃木市・太山寺にあるしだれ桜を見にでかけました。雨が降り出すのと競争です。六義園のしだれ桜が咲き始めたばかりなので、こちらはまだ一輪も咲いていませんでした。昨年は4月3日に出かけて、ちょうど満開を少し過ぎたかなという頃でした。一昨年は、4月9日でまるっきり手遅れでしたので、3回目にしてやっと開花前の状態を見ることになりました。日光の虚空蔵尊にあるしだれ桜は、まだちょうどよい時に見に行けていません。
午後から雨にならなければ、茨城県古河市で桃の花を見るつもりでいましたが、後日のお楽しみとなりました。
先日は、新鹿沼駅前にあったいい感じにレトロな建物が破壊中で残念に思っていたのですが、今日は栃木市内で大きな煉瓦造りの煙突があったなにかの大きな工場だったようなところが、すっかり取り壊されて、広大な空き地になっていました。ショッピングモールになってしまうようです。吉田茂邸が全焼してしまったそうですが、、、まぁ存在していたことすら知りませんでしたけど、なくなってしまったと聞くと空しいものがあります。

2009年3月21日

サクラさくさく、あたま錯乱

昨年の2月中旬に購入した都営9庭園年間パスポートは、あまりお買い得な感じがしなかったのですが、また買ってしまうことにしました。昨年と同じく旧芝離宮恩賜庭園にて購入したところナンバーは、、、00002 → 00048 となりましたので、この一年間での購入者は50人すらいなかったということになります。民間企業なら価格を見直すとか販売中止になっているような数字かもしれません。9庭園のすべてがこの程度ならば、年パスを発売しているという宣伝チラシの印刷代にもなっていないのではないかと思えます。4000円ではなく、1200円くらいが妥当な販売価格ではないでしょうか???
旧芝離宮には、鴨などの水鳥が一羽もいなくて、花は「ゆきやなぎ」くらいしか咲いていないので、なんか寂しいものがありました。
JRで浜松町から駒込に移動して、そろそろ咲き始めたであろう六義園のしだれ桜を見ることにしました。木の大きさからするとまだ一分咲きにもなっていないくらいの感じでした。
歩いて旧古河庭園に移動して、ここでのお楽しみである薔薇の花びら入りアイスクリーム(と言うよりはシャーベット)を食べました。
さらに歩いて飛鳥山へ行き、土曜日の午後しか内部公開していない渋沢栄一関連の晩香廬と青淵文庫を見てみることにしました。そのふたつに入るには、渋沢史料館の入場券が必要なので、史料館を先に一巡りしましたが、渋沢栄一という人は、なんだかお仕事の百貨店みたいな感じで、常人とは時間の流れが違うのではないかと思ってしまいました。
地下鉄で、王子から後楽園へと移動して、小石川後楽園も見てしまおうとしたのですが、間違って一番遠い出口から地上に出てしまい、足が棒になってきたので、東京ドーム寄りの改札口から再び地下鉄に乗って帰途につきました。

2009年3月20日

ぽぴぽぴピーポくんとポピー&タイマー

写真は、大麻で制作されたタペストリー(背景)とランプシェードです。きのう書いた鹿沼の文化活動交流館に展示されていました。
大麻の栽培は、ナイロンなどの化学繊維の普及により昭和三十年代以降急速に減少し、今は鹿沼市とその近郊で20数軒の農家により日本国内の9割くらいを栽培していると勝手に解説爺が言っていたような気がするのですが、、、他人の話をちゃんと訊いたためしがないので、あやふやです。鹿沼で栽培されている大麻は「無毒化」されていて、この品種のタネは他の地域には持ち出し禁止になっているそうなので、このお話の言っていない部分から推定すると、残り10%日本のどこかで栽培されている大麻は、あっぱらぱー成分を含有するということになりますよね。盗まれたりしないのでしょうか???まぁ北海道とかでは野良の大麻がわさわさしているそうですけど、、、。
刈り取る頃には、2メートル以上になるようなので、こんなに巨大に生育する植物を押し入れの中などで栽培してしまうほうが変なのかもしれません。ネットで取引されている大麻のタネは、一粒が何千円もするそうですが、小鳥の餌として販売されているものは、1キロで300円程度のお値段です。発芽しないようにわざわざ薬品処理するそうで、そんなものを喰わされる小鳥も可哀想かも、、、。同様に七味唐辛子に入っている麻の実も薬品漬けになっているのでしょうか???
あんパンに付いている芥子の実もそうですが、タネのままならOKだけど、発芽させて栽培しただけで大罪になるというのは、どこか法律が歪んでいるような気もしますが、どうなのでしょう。ポピーの花畑を作ろうとタネを蒔いたら御法度罌粟だったという事例もあるようですね。そんなイベント花畑から、安易にヘロインなどが精製されるわけでもないでしょうし、おいそがしピーポくんはもっと他のお仕事に精を出した方がよいかも???

2009年3月19日

知らぬが仏の顔も三度まで

川上澄生美術館は、他に誰も見物人がいなくて、しかもお昼時だったせいか、監視のおばちゃんなども不在だったので、勝手気ままに見て回ることができました。お隣には文化活動交流館という名称で、彫刻屋台や出土土器とか博物館のような展示をしているところがあったので無料ですし、入って見ることにしました。こちらも貸し切り状態でしたが、、、ほどなく、するするするっとお爺さんが近寄ってきて、勝手に展示物の解説を始めてしまいました。たぶん定年退職した市の職員とか学校の先生とか、あるいはボランティアで解説員をしているのかもしれませんが、近頃はいたるところに棲息していて、どこでも「ゴガツバエ」してます。適当な区切りのところで、別の展示物の方へと逃げると、、、また少し間を置いてから近づいてきて、またもや解説がはじまっちゃいました(^^;) ひまひま老人の話し相手ボランティアをする気は皆無なので、撮りたい写真もあきらめて外へ、、、。どこかの博物館では、たまたま知っていることがあったので、かなり専門的な質問をしたら急にご機嫌が悪くなった爺もおりました。なんでもかんでも「ふれあい」という言葉を使いたがる自治体が山盛りですが、さわらぬジジにたたりなしでございます(笑)

2009年3月18日

春先のオンザロック

春っぽいお天気になりそうなので今日は、栃木県鹿沼市にある岩山ハイキングコースを歩いてみることにしました。歩き始めたあたりには「岩山をきれいにしましょう」みたいな、小学生が描いたポスター看板がいくつかあったので、遠足コースなのかな?とも思ったのですが、10分ほどで名前の通りの岩場となって、ぷちロッククライミングしないと通れない状態になってきました。小学生の遠足には無理そうです。
標高は328mという低さですが、横長の山なので一番岩という一番高いところまで行くのには2時間くらいかかりました。日光の山々も見えて、よい眺めでした。しかも全山貸し切り状態で、誰にも会いませんでした。
山頂から100メートルほどのところに「クサリ場」があって、、、鉄の鎖につかまりながら絶壁を下りるか、来た道を引き返すかの二者択一のようでした。つまり、なだらかな下山道は存在しないということです。鎖での登り降りは、石裂山のハイキングコースで少しだけ経験しましたが、ここはあまりにも絶壁!!(^^;)
十数メートルくらいなので、まぁ命までは落とさないだろうと鎖につかまって下りてみることにしたのですが、、、1本の鎖が終わると次の鎖、また鎖と……、もう途中で握力も腕力も尽きて滑落してしまいそうでした。たぶん50メートル以上は、クサリ場が続いたかもしれません。あるいはもっと一気に降りたのか、絶壁が終わるとすぐにふもとのゴルフ場前へとでました(^^)v
もしかすると鎖につかまって登れる人もいるのかもしれませんが、小学生の遠足ならば引率の先生も含めて全員死んでると思います(笑)
それから暖かい日差しを浴びながら、川上澄生美術館まで、てくてくてくてく1時間半……。

2009年3月17日

ふにょき、にょきにょきホトトギス

新宿や渋谷からたこ足状にのびる私鉄にはあまり乗車する機会がありませんが、今日は京王線の芦花公園駅で下車して、世田谷文学館と蘆花恒春園へと行きました。前者は、一年以上前に植草甚一展を見に出かけましたが、2階にある常設展示を見ないで帰ってきてしまったのでした。しかもその日は雨降りだったので、芦花公園まで行くのもやめてしまっていました。
徳冨蘆花の作品は、なにひとつ読んだことがなかったので、今日を契機になにかひとつ読み始めてみようかと思っています。1907年から亡くなるまでの20年間住んだという藁ぶき屋根の邸宅に無料で入ることができます。五右衛門風呂までありました。底に簀子が置かれているタイプでした。浴槽の中に入っても問題なさそうな感じになっていました。