王様を欲しがったカエル
作家・シナリオライター・編集者を兼任する鳥山仁の備忘録です。
Entries
1)ロビイング前日
・A氏から、翌日に国会議員会館へロビイングが可能になったという連絡。え? 明日? あの、今日、私は撮影なんですが。ロビイングの準備は、撮影終了後じゃないとできないので、夜中から開始ってことですか? しかも、明日はDVDレーベルの〆切があるんですけど。マジ? あー、分かってます。やりますよ、はい。今回は作戦の内容を誰にも話してないから、当日の行動も込みで全部私の責任でやりますよ、ええ!
2)ロビイング当日深夜
・『リバーススープレックス作戦』発動開始。ビラの作成。……何でこんな事を俺がやらにゃあかんのか? 俺はロリコンでもないし、児童ポルノも所持してないのに……。規制推進派はもちろん、規制反対派内部で児童ポルノを所持しているくせに、「表現の自由」とか抜かしている小児性愛者も、まとめてドンスコイ1号墓地の深い穴に埋めてやりたい。どんだけ働いたって一銭の金にもならない上に、他人様から恨まれる「だけ」のお仕事なんて、一体どこの誰がやりたいんだよ? 誰もやりたくないっちゅーの。
そもそも、俺は政治関係で他人様から承認されたいと思った事なんて、人生の中で1度だってないんだよ。今の私の状況を熟知している、政治学に詳しい中学時代の知人から「ノンポリの君が政治に関与するようになるとはねぇ」と笑われたが、まったくもってその通り。大体、同級生や先輩後輩の結構な数が、政治家になったり官僚になったりしている中で、俺だけが「児ポ法」絡みの活動をやってるのだって、元はといえば政治に対してこれっぽっちも興味がなかったからだ。あったら、こんな問題には絶対に関わってないよ。どう考えても損にしかならないもん。
それにしても、何でこう……規制反対派内部の作戦立案&実行能力は、こんだけ低いんだ? オタク系企業に応援を頼むという意見がまだあるのが信じられない。企業は基本的に法令を遵守しつつお金を儲けるのが存在理由なんだから、法律で禁止されたら、その行為は止める「だけ」で、余った労力は別のところに回すか切り捨てることで対処する「だけ」というのが、どうしても理解できないようだ。今だって、コンビニに配布されているエロ本には、ロリネタはほとんど無いでしょ? それが現実なのに、自分たちが消費者としての権利を行使できると思っているなんて、どこの夢の国の住人ですか? 夢は寝た時だけ見て欲しいね。俺は寝られないけどな!
3)ロビイング当日早朝
・ビラ完成。規制推進派のアイデアを丸ごとリバースしてやる嫌がらせを実行できるという歓びだけが、今日の計画実行のモチベーションとなった私の心は空虚そのものだ。規制推進派が国会議員会館内部で何をやっているかと言ったら、ロリ系のエロマンガやエロゲーを持ち込んで「こんな酷い作品が! すぐに取り締まるべきです!」とヒステリックに喚くことなんだから、私以外の人間がさっさとこの計画さえ思いついてくれさえすれば、私がこんな事をする必要はなかったのに……と思うと空しさ倍増。じゃあ、何で規制反対派の主要な面子が、この計画を実行できなかったかというと、彼らの大半がガチロリでしかも非モテだから。
それが、どれだけ酷かったかというと、私が反対運動に参加した当初には比較的好意的だったフェミニズム関係の女性ですら、今やほとんど残っていないぐらいのレベル。中立状態といわれていた、エクパット関西も既に立派な敵側だったりするんだけど、反対派内部から女性が逃げ出していく経緯を目の当たりにしている私からすると「当然の結果」という言葉しか出てこない。実務レベルで使える女性から「××さん、気持ち悪いから協力したくないんですけど……」と言われたことが何度あったか? 砂を噛む思いっていうのは、このことなんだってよーく分かったよ。日本の人口の約半分は女性なんだから、女性から嫌われたら勝ち目がどんどん薄くなるのは必然。
いや、ガチロリだって良いんだよ。大事なのは、30代以上の女性から好意的に思われる立ち居振る舞いをすることであって、性癖の善悪を問題にしているワケじゃない。実際に、そういう事ができるガチロリだっているんだし。それが、好意を持たれるどころか敵を作ったあげくに、あからさまに規制推進派寄りの女性の発言を鵜呑みにしてダッチロールしてるんだから、もう、ねぇ……。さすがに、これ以上は備忘録にも書けない。涙が出てくる。
ただ、こういう奴に限って「情報戦が大事」とか抜かしているのを見ると、「世の中って不平等なんだなぁ」って心の底から実感させられる。そんなに情報が大事なら、何で女性を不愉快にさせる言動が止められないかな? 俺が女性だったら、確かにこういう連中とは関わり合いになりたくないよ。マジキモイもん。
今はもう聞かれなくなったが、かつて「規制反対派は団結すべきだ」という意見が割と幅をきかしていた時期があったけれど、こんな連中と仲良くするなんて、絶対にお断りである。個人として付き合う分には一向に構わないが、女性に対して不快な言説を振りまくグループとは一切の関係を持ちたくない。男性だけのホモソーシャル的な集団と付き合うのであれば、ゲイ団体とタッグを組むし、実際に私はそうしている。
敢えてキツイ言い方をするけど「社会的に一定以上の地位がある、ある程度年齢のいった女性にとって、不愉快な言動を繰り返すヘテロセクシャルの男性の集団」というのは、もはや近代社会に居場所のない人間の集まりでしかないのだ。時代遅れなんだよ。だから、児ポ法のような法律で排除されても、誰も彼らのことを「可哀想」だとは思わない。
このような状況になった原因の1つは、言うまでもなく女性の社会進出が広がったからだ。まだ、女性の大半が専業主婦で、男=働く人、女=家庭を守る人、という性差による役割が明確だった時代は、大人の女性というのはニアイコールで「母親」だった。ところが、女性の職種が多様化し、働くことが当たり前になったこの時代に、大人の女性=母親という図式は成り立たない。つまり、一定の年齢以上の女性も「母親」としてだけではなくて「女性」として、あるいは「職業人」としても接しなければならないという規範が社会的通念になったのだ。
こうなると、女性ととんと縁のない人生を送ってきたせいで、女性のイメージが小学校から大学あたりまで停止している男性や、ガチロリで特定の年齢の少女しか性対象と見なせない男性がキモイと呼ばれるようになる。1980年代後半にロリコンブームが終息していったのと、女性の社会進出が広がっていったのには反比例の関係があるんだけど、男女問題に関する言説で、この点が語られることはほとんどない。理由は……説明する必要がないよね?
さあ、今から私もキモ世界の住人ですよっと……ううう、辛い。
4)ロビイング活動開始
・国会委議員会館前に集合。ビラの配布を行うメンバーに初めてビラを公開する。全員が驚愕。そりゃそうでしょう。この手法は今まで規制反対派の間では「やっちゃいけない」と言われていたものだから、掟破りもいいところなのだ。
じゃあ、何で私がやることにしたかというと、事前に古くから規制反対運動に関わってきた人達に「何でこの方法が禁止されたのか?」と聞いて回ったところ、全員が「忘れた」、もしくは「覚えていない」と答えたから。つまり、よく分からない理由で禁止されていたんですね。私も、以前からどうして駄目なのか不思議に思っていたので「駄目で元々、一度試してみりゃいいじゃん」という気持ちがあったわけ。
ただ、前にも書いたとおり、この方法を実行するには女性の協力者が絶対必要で、古くから規制反対派にいる「例の連中」だと、これが無理とまでは言わないけど、難しいのも知っていたから「やるなら俺だな」というのもあった。
規制推進派のメンツは、規制反対派の構成員の大半を「キモオタ、非モテの可哀想な男」だと舐めてかかってるから、まさかこの方法で来るとは思ってないだろ。特に規制推進運動に加わってる男性陣は「自分は女性の味方。弱者の味方」なんて、心の底から信じてるからな。うわっ、キモッ! 言っておくけど、君たちは女性の味方でも何でもないから。ただのロリコンの亜種だよ。何が「女子高生の集団的人権」じゃ! 大人の女性にしか興味がなければ、そんなこと言い出すわけないでしょ?
ちなみに、松代さんの話によると、規制反対派も当初は女性陣を前面に立てて反対運動を展開しようとしていたらしいのだが、当時はまだ規制反対運動と密接な関係のあった、伊藤剛と東浩紀が反対したために頓挫したそうである。理由に関しては松代さんも分からないとのこと。これが事実なら、伊藤と東(というか、反対運動に関与していたTINAMIXの関係者)はもの凄い戦犯なんだけど、ホントのところはどうなんでしょ? ちなみに、松代さんから指摘のあった評論家2名は、とっくの昔に反対運動の前面からは撤退。まあ、そりゃそうだよね。大手マスコミとそれなりのパイプがあって、仕事ももらってる身分じゃ、この手の運動には大っぴらに関われないわな。
5)ロビイング活動終了
・国会議員会館でのビラの全戸撒き終了。皆様、お疲れ様でした。というわけで、赤坂見附でスイーツ(笑)をご馳走させていただきました。しかし、ねぇ……。俺はランドセルを背負った小学生や、セーラー服やブレザーの女学生よりも、国会議員会館にいた女性の方が何万倍も好みですよ。制服よりも、ハイウエストのワンピース、スニーカーや革のローファーよりも先の尖ったハイヒールの方がいいよ。だって、服装が色々選べるじゃないですか! 服のコーディネートだけで、何時間も楽しめるんだよ!
表現の自由を主張しているロリコンが、制服が好き、未成年が好きなのはすんごい矛盾だよね。制服は自由じゃないし、子供も自由を制限された存在だもんね。制服好きの自由、子供好きの自由って、何の自由なんだろう? 俺には分からない自由だな。大人が自分で働いたお金で、自分の好きな服を買って、それを着て楽しむのが本当の自由だと思うんだけど、そういう自由に興味の無い自由って、一体何なんでしょうね? 自由って難しいね!
6)ロビイング活動報告
ロビイング終了後から数日後。今回の活動に協力していただいた皆様に、御礼とご報告。その際に、規制反対活動に関与していた室田雅史さんのMIXIでの日記が話題に上り、その内容を見せてもらって愕然。特に、
その後の打ち上げ会で、山口弁護士の代理として来たのがパパラッチ昼間こと(http://mixi.jp/show_friend.pl?id=168432)昼間たかし。例の本の共著者で、俺に「この本が売れなかったら反対運動はお終いだ」と言った本人で、その日に集めた署名の郵便の宛先は、彼の事務所だった。
の一文には大激怒した。例の本とは『2007-2008 マンガ論争勃発』のことで、この本で昼間が規制推進派に行っている質問の数々は水掛け論になりやすいものばかりだった(つまり、規制推進派が逃げやすい内容ばかりで、決定的な質問は何一つしていない)ので、出版後に「昼間は規制推進派のS(スパイの隠語ね)じゃねえのか?」という憶測まで飛び出しているのに、裏じゃこういう発言をしていたわけだ。
ふうん。
・A氏から、翌日に国会議員会館へロビイングが可能になったという連絡。え? 明日? あの、今日、私は撮影なんですが。ロビイングの準備は、撮影終了後じゃないとできないので、夜中から開始ってことですか? しかも、明日はDVDレーベルの〆切があるんですけど。マジ? あー、分かってます。やりますよ、はい。今回は作戦の内容を誰にも話してないから、当日の行動も込みで全部私の責任でやりますよ、ええ!
2)ロビイング当日深夜
・『リバーススープレックス作戦』発動開始。ビラの作成。……何でこんな事を俺がやらにゃあかんのか? 俺はロリコンでもないし、児童ポルノも所持してないのに……。規制推進派はもちろん、規制反対派内部で児童ポルノを所持しているくせに、「表現の自由」とか抜かしている小児性愛者も、まとめてドンスコイ1号墓地の深い穴に埋めてやりたい。どんだけ働いたって一銭の金にもならない上に、他人様から恨まれる「だけ」のお仕事なんて、一体どこの誰がやりたいんだよ? 誰もやりたくないっちゅーの。
そもそも、俺は政治関係で他人様から承認されたいと思った事なんて、人生の中で1度だってないんだよ。今の私の状況を熟知している、政治学に詳しい中学時代の知人から「ノンポリの君が政治に関与するようになるとはねぇ」と笑われたが、まったくもってその通り。大体、同級生や先輩後輩の結構な数が、政治家になったり官僚になったりしている中で、俺だけが「児ポ法」絡みの活動をやってるのだって、元はといえば政治に対してこれっぽっちも興味がなかったからだ。あったら、こんな問題には絶対に関わってないよ。どう考えても損にしかならないもん。
それにしても、何でこう……規制反対派内部の作戦立案&実行能力は、こんだけ低いんだ? オタク系企業に応援を頼むという意見がまだあるのが信じられない。企業は基本的に法令を遵守しつつお金を儲けるのが存在理由なんだから、法律で禁止されたら、その行為は止める「だけ」で、余った労力は別のところに回すか切り捨てることで対処する「だけ」というのが、どうしても理解できないようだ。今だって、コンビニに配布されているエロ本には、ロリネタはほとんど無いでしょ? それが現実なのに、自分たちが消費者としての権利を行使できると思っているなんて、どこの夢の国の住人ですか? 夢は寝た時だけ見て欲しいね。俺は寝られないけどな!
3)ロビイング当日早朝
・ビラ完成。規制推進派のアイデアを丸ごとリバースしてやる嫌がらせを実行できるという歓びだけが、今日の計画実行のモチベーションとなった私の心は空虚そのものだ。規制推進派が国会議員会館内部で何をやっているかと言ったら、ロリ系のエロマンガやエロゲーを持ち込んで「こんな酷い作品が! すぐに取り締まるべきです!」とヒステリックに喚くことなんだから、私以外の人間がさっさとこの計画さえ思いついてくれさえすれば、私がこんな事をする必要はなかったのに……と思うと空しさ倍増。じゃあ、何で規制反対派の主要な面子が、この計画を実行できなかったかというと、彼らの大半がガチロリでしかも非モテだから。
それが、どれだけ酷かったかというと、私が反対運動に参加した当初には比較的好意的だったフェミニズム関係の女性ですら、今やほとんど残っていないぐらいのレベル。中立状態といわれていた、エクパット関西も既に立派な敵側だったりするんだけど、反対派内部から女性が逃げ出していく経緯を目の当たりにしている私からすると「当然の結果」という言葉しか出てこない。実務レベルで使える女性から「××さん、気持ち悪いから協力したくないんですけど……」と言われたことが何度あったか? 砂を噛む思いっていうのは、このことなんだってよーく分かったよ。日本の人口の約半分は女性なんだから、女性から嫌われたら勝ち目がどんどん薄くなるのは必然。
いや、ガチロリだって良いんだよ。大事なのは、30代以上の女性から好意的に思われる立ち居振る舞いをすることであって、性癖の善悪を問題にしているワケじゃない。実際に、そういう事ができるガチロリだっているんだし。それが、好意を持たれるどころか敵を作ったあげくに、あからさまに規制推進派寄りの女性の発言を鵜呑みにしてダッチロールしてるんだから、もう、ねぇ……。さすがに、これ以上は備忘録にも書けない。涙が出てくる。
ただ、こういう奴に限って「情報戦が大事」とか抜かしているのを見ると、「世の中って不平等なんだなぁ」って心の底から実感させられる。そんなに情報が大事なら、何で女性を不愉快にさせる言動が止められないかな? 俺が女性だったら、確かにこういう連中とは関わり合いになりたくないよ。マジキモイもん。
今はもう聞かれなくなったが、かつて「規制反対派は団結すべきだ」という意見が割と幅をきかしていた時期があったけれど、こんな連中と仲良くするなんて、絶対にお断りである。個人として付き合う分には一向に構わないが、女性に対して不快な言説を振りまくグループとは一切の関係を持ちたくない。男性だけのホモソーシャル的な集団と付き合うのであれば、ゲイ団体とタッグを組むし、実際に私はそうしている。
敢えてキツイ言い方をするけど「社会的に一定以上の地位がある、ある程度年齢のいった女性にとって、不愉快な言動を繰り返すヘテロセクシャルの男性の集団」というのは、もはや近代社会に居場所のない人間の集まりでしかないのだ。時代遅れなんだよ。だから、児ポ法のような法律で排除されても、誰も彼らのことを「可哀想」だとは思わない。
このような状況になった原因の1つは、言うまでもなく女性の社会進出が広がったからだ。まだ、女性の大半が専業主婦で、男=働く人、女=家庭を守る人、という性差による役割が明確だった時代は、大人の女性というのはニアイコールで「母親」だった。ところが、女性の職種が多様化し、働くことが当たり前になったこの時代に、大人の女性=母親という図式は成り立たない。つまり、一定の年齢以上の女性も「母親」としてだけではなくて「女性」として、あるいは「職業人」としても接しなければならないという規範が社会的通念になったのだ。
こうなると、女性ととんと縁のない人生を送ってきたせいで、女性のイメージが小学校から大学あたりまで停止している男性や、ガチロリで特定の年齢の少女しか性対象と見なせない男性がキモイと呼ばれるようになる。1980年代後半にロリコンブームが終息していったのと、女性の社会進出が広がっていったのには反比例の関係があるんだけど、男女問題に関する言説で、この点が語られることはほとんどない。理由は……説明する必要がないよね?
さあ、今から私もキモ世界の住人ですよっと……ううう、辛い。
4)ロビイング活動開始
・国会委議員会館前に集合。ビラの配布を行うメンバーに初めてビラを公開する。全員が驚愕。そりゃそうでしょう。この手法は今まで規制反対派の間では「やっちゃいけない」と言われていたものだから、掟破りもいいところなのだ。
じゃあ、何で私がやることにしたかというと、事前に古くから規制反対運動に関わってきた人達に「何でこの方法が禁止されたのか?」と聞いて回ったところ、全員が「忘れた」、もしくは「覚えていない」と答えたから。つまり、よく分からない理由で禁止されていたんですね。私も、以前からどうして駄目なのか不思議に思っていたので「駄目で元々、一度試してみりゃいいじゃん」という気持ちがあったわけ。
ただ、前にも書いたとおり、この方法を実行するには女性の協力者が絶対必要で、古くから規制反対派にいる「例の連中」だと、これが無理とまでは言わないけど、難しいのも知っていたから「やるなら俺だな」というのもあった。
規制推進派のメンツは、規制反対派の構成員の大半を「キモオタ、非モテの可哀想な男」だと舐めてかかってるから、まさかこの方法で来るとは思ってないだろ。特に規制推進運動に加わってる男性陣は「自分は女性の味方。弱者の味方」なんて、心の底から信じてるからな。うわっ、キモッ! 言っておくけど、君たちは女性の味方でも何でもないから。ただのロリコンの亜種だよ。何が「女子高生の集団的人権」じゃ! 大人の女性にしか興味がなければ、そんなこと言い出すわけないでしょ?
ちなみに、松代さんの話によると、規制反対派も当初は女性陣を前面に立てて反対運動を展開しようとしていたらしいのだが、当時はまだ規制反対運動と密接な関係のあった、伊藤剛と東浩紀が反対したために頓挫したそうである。理由に関しては松代さんも分からないとのこと。これが事実なら、伊藤と東(というか、反対運動に関与していたTINAMIXの関係者)はもの凄い戦犯なんだけど、ホントのところはどうなんでしょ? ちなみに、松代さんから指摘のあった評論家2名は、とっくの昔に反対運動の前面からは撤退。まあ、そりゃそうだよね。大手マスコミとそれなりのパイプがあって、仕事ももらってる身分じゃ、この手の運動には大っぴらに関われないわな。
5)ロビイング活動終了
・国会議員会館でのビラの全戸撒き終了。皆様、お疲れ様でした。というわけで、赤坂見附でスイーツ(笑)をご馳走させていただきました。しかし、ねぇ……。俺はランドセルを背負った小学生や、セーラー服やブレザーの女学生よりも、国会議員会館にいた女性の方が何万倍も好みですよ。制服よりも、ハイウエストのワンピース、スニーカーや革のローファーよりも先の尖ったハイヒールの方がいいよ。だって、服装が色々選べるじゃないですか! 服のコーディネートだけで、何時間も楽しめるんだよ!
表現の自由を主張しているロリコンが、制服が好き、未成年が好きなのはすんごい矛盾だよね。制服は自由じゃないし、子供も自由を制限された存在だもんね。制服好きの自由、子供好きの自由って、何の自由なんだろう? 俺には分からない自由だな。大人が自分で働いたお金で、自分の好きな服を買って、それを着て楽しむのが本当の自由だと思うんだけど、そういう自由に興味の無い自由って、一体何なんでしょうね? 自由って難しいね!
6)ロビイング活動報告
ロビイング終了後から数日後。今回の活動に協力していただいた皆様に、御礼とご報告。その際に、規制反対活動に関与していた室田雅史さんのMIXIでの日記が話題に上り、その内容を見せてもらって愕然。特に、
その後の打ち上げ会で、山口弁護士の代理として来たのがパパラッチ昼間こと(http://mixi.jp/show_friend.pl?id=168432)昼間たかし。例の本の共著者で、俺に「この本が売れなかったら反対運動はお終いだ」と言った本人で、その日に集めた署名の郵便の宛先は、彼の事務所だった。
の一文には大激怒した。例の本とは『2007-2008 マンガ論争勃発』のことで、この本で昼間が規制推進派に行っている質問の数々は水掛け論になりやすいものばかりだった(つまり、規制推進派が逃げやすい内容ばかりで、決定的な質問は何一つしていない)ので、出版後に「昼間は規制推進派のS(スパイの隠語ね)じゃねえのか?」という憶測まで飛び出しているのに、裏じゃこういう発言をしていたわけだ。
ふうん。
2件のコメント
[C1244]
- 2009-03-23
- 編集
[C1245]
>オタク系企業に応援を頼むという意見がまだあるのが信じられない。
>企業は基本的に法令を遵守しつつお金を儲けるのが存在理由なんだから、
>法律で禁止されたら、その行為は止める「だけ」で、余った労力は別のところに回すか
>切り捨てることで対処する「だけ」というのが、どうしても理解できないようだ。
「お金を儲けられる環境を守る」という意味において、企業が政治に関わるのは普通にある風景ですよ。
私の業界は建築系ですが、地域工務店や商工会が市議選レベルから選挙に関わるのはザラにあります。
票の取りまとめはもちろん、実際に運動員を派遣したり、時には選対に入ったりする事もあるようです。
こんな話は私のいる業界だけでなく、あちこちの業界で見聞きする話です。
典型的なのは今問題になっている企業献金ですが結局、これら資金・人材提供の見返りに、余計な法規制などで「お金を儲けられる環境」を壊されないよう、業界は自分達の権益保護を求めているわけです。
ですから、これだけ規制問題が起きているのに、自分達の権益保護に無関心なオタク業界の方が、むしろ酷く奇異な存在に見えてきます。
政治にコミットしなかった結果どうなるか。
今度施行されるネット規制がいい例でしょう。
国の基幹産業だといい気になっていたソフトバンクなど大手携帯・ネット会社が、高市早苗の法案が出て来て大慌てで国会に飛び込んできたのは記憶に新しいところです。
有害情報を流したら懲役刑とかいうあの法案が通っていたら、今頃どうなっていたのやら。
「法律で禁止されたら、その行為は止める「だけ」で、余った労力は別のところに回せばいい」と思いがちですが、実際にはそう都合のいい話は無いでしょう。
現実には「余った労力」にされた社員なり作家なりが職を失うのがオチかと思います。
業界の権益は業界自らが守るしかないし、実際そうしているというのが、少なくとも私の知る限りにおいては一般的ですよ。
>企業は基本的に法令を遵守しつつお金を儲けるのが存在理由なんだから、
>法律で禁止されたら、その行為は止める「だけ」で、余った労力は別のところに回すか
>切り捨てることで対処する「だけ」というのが、どうしても理解できないようだ。
「お金を儲けられる環境を守る」という意味において、企業が政治に関わるのは普通にある風景ですよ。
私の業界は建築系ですが、地域工務店や商工会が市議選レベルから選挙に関わるのはザラにあります。
票の取りまとめはもちろん、実際に運動員を派遣したり、時には選対に入ったりする事もあるようです。
こんな話は私のいる業界だけでなく、あちこちの業界で見聞きする話です。
典型的なのは今問題になっている企業献金ですが結局、これら資金・人材提供の見返りに、余計な法規制などで「お金を儲けられる環境」を壊されないよう、業界は自分達の権益保護を求めているわけです。
ですから、これだけ規制問題が起きているのに、自分達の権益保護に無関心なオタク業界の方が、むしろ酷く奇異な存在に見えてきます。
政治にコミットしなかった結果どうなるか。
今度施行されるネット規制がいい例でしょう。
国の基幹産業だといい気になっていたソフトバンクなど大手携帯・ネット会社が、高市早苗の法案が出て来て大慌てで国会に飛び込んできたのは記憶に新しいところです。
有害情報を流したら懲役刑とかいうあの法案が通っていたら、今頃どうなっていたのやら。
「法律で禁止されたら、その行為は止める「だけ」で、余った労力は別のところに回せばいい」と思いがちですが、実際にはそう都合のいい話は無いでしょう。
現実には「余った労力」にされた社員なり作家なりが職を失うのがオチかと思います。
業界の権益は業界自らが守るしかないし、実際そうしているというのが、少なくとも私の知る限りにおいては一般的ですよ。
- 2009-03-23
- 編集
コメントの投稿
0件のトラックバック
- トラックバックURL
- http://toriyamazine.blog100.fc2.com/tb.php/215-fd1a66d4
- この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
>表現の自由を主張しているロリコンが、制服が好き、未成年が好きなのはすんごい矛盾だよね。制服は自由じゃないし、子供も自由を制限された存在だもんね。
詰襟の学生服の元は軍服だし、セーラー服なんてその名の通り水兵服。軍服は自由と意思を奪われる兵士の象徴ともいえます。
そして、その軍服を基に作られ、戦後も伝統があるからという理由で使われ続けているのが学生服…。
だとすると、かつて学生服を改造して暴れまわっていた不良や暴走族たちは、自由のための闘争をやっていたということになるんですかねw
もちろん単に暴れたかっただけかもしれないけど、それだけなら私服で暴れればいいんであって、何でわざわざ学生服を改造するの? ということになります。
まあ今のイメージだとロリコンと不良の相性ははっきりいって最悪ですが。