HIV、AIDS報告の35%が都内に集中
東京都は3月23日、都内で昨年新たに報告されたHIV感染者、AIDS患者がそれぞれ447件、98件に上ったことを明らかにした。全国の報告数1545件(うちHIV感染者1113件、AIDS患者432件)の35.3%を占めている。
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HIV感染者については、前年を24件上回り、ここ10年で最多。AIDS患者も前年から6件増加した。
国籍・男女別に見ると、日本人男性が全体の89.5%を占める488件に上った。外国籍の男女や日本人女性がここ10年、横ばいで推移しているのに対し、日本人男性は1999年の2.0倍に増加している。
また、推定感染経路別に見ると、同性間性的接触が412件で、全体の75.6%に上った。異性間性的接触による感染はここ10年、横ばいが続いているのに対し、同性間性的接触は99年の2.9倍に増加している。
年齢別では、HIV感染者の39.8%を30歳代が占め、以下は20歳代(30.6%)、40歳代(16.8%)と続いた。一方、AIDS患者についても、30歳代が最も多く32.7%。以下は40歳代(31.6%)、50歳代(13.3%)の順だった。
更新:2009/03/23 20:24 キャリアブレイン
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