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いわき市突出10件 重症拒否10回以上

2009年03月23日

 救急搬送に関する総務省消防庁の調査によると、県内で昨年、症状が「重症」以上にもかかわらず病院から10回以上受け入れを断られたケースが、いわき市消防本部で10件(前年5件)、双葉地方広域消防本部で5件(同1件)の計15件あった。

 子どもの搬送で10回以上受け入れ拒否があったのは4件で、いずれも、いわきでだった。断られた理由は「専門外」「処置困難」など。受け入れ拒否が多いことについて、いわき市消防本部は「医師不足が最大の要因」と説明している。

 いわき市では照会回数が県内最多となる18回という事例もあった。60代の男性が酒に酔って路上で転倒したケースで、後に脳内出血と診断されたが、現場を出るまで64分かかった。

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