済生会日田病院　小児科医１人に／来月以降

　済生会日田病院（日田市三和、西田敬院長）で、２人いる小児科医のうち１人が３月末で辞めることが分かった。同病院は、日田玖珠地区で唯一、小児科のある救急病院。後任の医師募集は難航しており、このままだと、４月以降は６０歳代の医師１人だけになり、小児科の救急医療が立ちゆかない恐れがある。

　同病院によると、退職する医師の派遣元の久留米大付属病院に後任医師の派遣を求めたが、「交代要員がいない」などの理由で、手当てはないという。同病院の小児科は現在、紹介状のある患者や救急患者には年中無休で対応している。同病院は、何とか医師を確保して、この体制を維持したい、としている。

　西田院長は「週１日や、週末だけでも、と医師を探しているが、見通しが立っていない」と話している。