西松建設の巨額献金事件で東京地検特捜部は22日までに、違法な企業献金を受領し収支報告書に虚偽を記載したなどとして政治資金規正法違反の罪で、小沢一郎民主党代表(66)の公設第一秘書で資金管理団体「陸山会」の会計責任者、大久保隆規容疑者(47)を拘置期限の24日に起訴する方針を固めた。
小沢氏は24日にも自らの進退を表明する見通しで、党内には「逮捕容疑と同じ罪での起訴だけなら、代表辞任の必要はない」と続投容認の声が浮上。小沢氏と距離を置く枝野幸男元政調会長(44)も22日のテレビ朝日番組で、小沢氏に捜査が及ばなければ辞任の必要なしとの考えを示した。