フェデラルエクスプレス「原因は調査中」
成田空港で23日朝、「フェデラルエクスプレス」の貨物便が着陸に失敗して炎上し、アメリカ人のケビン・カイルモスリー機長(54)とアンソニー・ステファンピノ副操縦士(49)が死亡した。フェデラルエクスプレスは23日正午前に会見したが、「事故原因は調査中」として約5分で会見を打ち切った。
炎上したのは、中国・広州発フェデラルエクスプレス80便のMD11型機で、23日午前6時49分、成田空港のA滑走路に南側から進入し、北西からの風にあおられるような形でバウンドし、滑走路西側に裏返った状態で炎上した。
事故を受け、フェデラルエクスプレスは23日正午前に会見を開いたが、「事故原因については調査中」として、質疑応答もなく、約5分で会見を打ち切った。
A滑走路は23日正午現在、閉鎖中で、復旧のメドは立っておらず、多数の成田空港発着便に遅れや欠航が出ている。
国交省によると、事故当時、最大で風速18メートルの北西の風が吹いていたという。