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介護保険料、市町村間の格差拡大 県内の4月からの暫定値まとめ

2009年03月22日 12:15
 4月から介護保険料が改定される。県がまとめた各市町村の暫定値によると、県内平均月額は、97円(2.6%)アップの3896円となる見込みだ。前回改定より引き上げ率は小さいものの、市町村間の格差は拡大する。

 県内では、03年度に19.7%、06年度に22.3%と大幅な引き上げが続いていた。4月からの保険料は、介護保険制度がスタートした2000年度と比べ、約1.5倍となる。

 まとめによると、保険料が最も高いのは、山辺町の4950円。一方、最低は村山市の3000円だった。市町村間の差は、1950円となり、前回(1376円)よりさらに開く。保険料を引き上げるのは、鶴岡など21市町村と旧八幡町。引き上げ額が最も大きいのは金山町で、1076円アップの4356円。

 65歳以上が支払う介護保険料は、介護保険の運営主体である市町村ごとに3年置きに見直される。今回は2011年度までの額となる。ただし、介護報酬のプラス改定に伴う急激な保険料上昇を防ぐため、今後3年間で段階的に引き上げる市町村もある。暫定値は、市町村議会でまだ可決されていないものを含むほか、遊佐町は町長選の影響で町議会の開会が遅れ、未定となっている。

 県は3月中に、遊佐町を含めた確定値を発表する。

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