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【衝撃事件の核心】人気のレーシック手術…「薄利多売」に走った眼科、ずさんな衛生管理 (5/5ページ)
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ビッセン宮島教授によると、手術件数は10年ほど前に2万件ほどだったが、現在は30万〜40万件と推定され、手術可能な医療施設は200カ所程度。手術にかかる時間は15〜30分程度だ。自由診療のため価格競争が激化し、手術料が安くなったことなどが手術数の増加の背景とされる。 「適切な処理がなされれば、手術は99・9%安全。感染症の発症リスクはまれです。国内に失明例は報告されていません」。ビッセン宮島教授はこう言い切る。
銀座眼科の集団感染については、「感染症が1件でも発生したら、原因を特定するまで手術を中止するべきだった。手術室の衛生管理は医療の基本」と語る。
「レーザーそのものが1台約5000万円と高額で、維持費だけでも年間800万円かかる。価格の安い医療機関は手術を相当こなさなければ利益がでないでしょう」とも。
実際、溝口院長は周囲に「セレブになりたい」「利益を出さなければ」と話していたという。