米AIGの幹部賞与総額は2億1800万ドル=コネティカット州司法長官

2009年 03月 23日 08:11 JST
 
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 [シカゴ 21日 ロイター] 公的管理下で経営再建中の米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)(AIG.N: 株価, 企業情報, レポート)がコネティカット州司法長官に提出した資料によると、AIGが経営幹部に払っていた賞与総額は当初明らかにされていた1億6500万ドルより多い2億1800万ドルであることが分かった。

 報道によると、召喚状を受け資料は20日遅くブルメンタール司法長官の事務所に提出された。

 それによると、少なくとも100万ドルが73人に支給され、5人が400万ドル以上だった。 

 AIGは1800億ドル以上の公的資金を受けた後に賞与を支給したとして非難が集中していた。

 AIGの金融商品部門は同州ウィルトンに拠点を置いているが、レル知事(共和党)は州の消費者保護局に対し、賞与支給が州法に違反していないか判断するよう求めていた。

 コネティカット州はAIGの賞与問題では調査を行っている少なくとも21州の1つ。下院は19日、AIGが幹部に支給した高額賞与について90%の税率を適用する法案を可決した。

 
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