中国のチベット自治区で暴動、当局が約100人拘束=新華社
[北京 22日 ロイター] 新華社によると、中国の青海省チベット自治区で暴動が起き、数百人が警察署などを襲撃した。それを受け、中国当局は22日、僧侶ら約100人の身柄を拘束した。
チベット独立運動に関与した疑いで拘束された男性が行方不明になった問題が一因となったもようで、新華社は、人々が「うわさにだまされている」と伝えた。
また21日には「警官と政府職員が(集団)攻撃を受け、複数の政府職員が軽傷を負った」と伝えたが、現地は平穏に戻っていると付け加えた。
インド北部のダラムサラにあるチベット亡命政府のウェブサイトは、チベット人僧侶の自殺をめぐり、約4000人が中国警察と衝突したと伝えた。
新華社の報道によれば、6人が拘束され、89人が「降伏」。大半が行方不明となった僧侶が属していた寺院の僧侶だったという。
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