“息子”本木雅弘(右)と談笑する樹木希林=東京都内のホテル
タレント・ビートたけし(62)が、風邪のため、22日に都内で行われた第18回東京スポーツ映画大賞授賞式への出席を急きょキャンセルした。微熱があり、声が出ない症状を訴えたためで、病院には行かなかったものの、都内で静養した。23日に予定されているテレビ番組の収録は、様子を見て参加するか決めるという。
◇ ◇
還暦を過ぎながら頑健なたけしが、珍しくダウンした。所属事務所の森昌行社長によれば、21日午後10時からのTBS系「情報7days ニュースキャスター」に生出演後、熱っぽさを訴えた。一夜明けたこの日も、微熱と声が出にくい症状が続いた。
審査委員長を務める同映画賞はこれまで皆勤賞。開会の午後4時ギリギリまで様子を見たが結局、23日以降のスケジュールも考えて出席を断念。病院嫌いで「寝れば治る」が持論というたけしは病院には行かず、都内で静養した。
オフィス北野の森社長は、過去の“ズル休み”を認めた上で、「特番の収録や新番組の立ち上げで休みがなかった。絶好調と思ってたけど、年齢もある。(病欠は)ここ4、5年なかった」と説明した。
確かに…。80年代、「オレたちひょうきん族」の中でたびたび収録をズル休みするようになったたけしをモデルに「出て 出て 休んで 休んで」のフレーズでおなじみの「カスタネットマン」なるキャラクターが誕生した“伝説”もある。司会を務めたたけし軍団のガダルカナル・タカ(52)も「一報を聞いたときは23年ぶりのズル休みかと一瞬、思ったが、よくよく聞いたら本当に調子が悪かった」とジョークまじりに師匠を心配した。
助演女優賞の樹木希林(66)ら受賞者も、たけしの欠席は、会場に到着後に知らされ、一様に残念そうだった。