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米イージス艦、青森入港 北朝鮮ミサイル発射警戒か

2009年3月23日9時58分

写真:雪がちらつく中、青森港に入った米海軍のイージス艦ステザム=23日午前9時13分、青森市沖館2丁目、青池写す雪がちらつく中、青森港に入った米海軍のイージス艦ステザム=23日午前9時13分、青森市沖館2丁目、青池写す

 北朝鮮の「人工衛星」発射計画が近づくなか、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に配備されている米海軍のイージス駆逐艦「ステザム」(8800トン)が23日午前9時10分、青森市の青森港に入った。ステザムは弾道ミサイルを迎撃する能力を持つ「BMD艦」で、今回の寄港は、北朝鮮の動向を日本近海で警戒する活動に関係したものとみられる。

 ステザムは全長155メートル、全幅20.1メートル。海上保安庁が港内を警戒するなか、民間企業の倉庫が並ぶ青森市沖館2丁目の青森港・沖館埠頭(ふとう)に入った。青森県港湾空港課によると、ほぼ同じ大きさの米イージス艦「ジョン・S・マッケイン」が入港予定だったが、直前に変更になった。ステザムの出港は26日の予定。

 弾道ミサイル防衛をめぐり、青森県内にはミサイル追跡用の新型早期警戒レーダー「Xバンドレーダー」(つがる市)、警戒衛星からの情報を処理する装置「JTAGS(ジェイタグス)」(三沢市)といった重要施設が設置された。これらはBMD艦と連携して、弾道ミサイルの飛行コースを割り出し、迎撃態勢を整える役割を果たす。(其山史晃、青池学)

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