東京マラソンの大会会長を務めている石原慎太郎都知事(76)は22日、フル回転した。
午前9時10分には、新宿区の都庁前で号砲を鳴らし、内外のトップ選手や市民ランナー約3万5000人に手を振って見送った。その後、移動し、ゴール地点の東京ビッグサイト(江東区)では完走目前のランナーを祝福。制限時間寸前の午後4時10分ごろにゴールした大阪府吹田市の会社員、上山満さん(39)も出迎え、「最終ランナー」としての称号を示すメダルを贈った。
石原知事は「レコード(記録)を作ったようなランナーではなく、市民ランナーの方々が制限時間ぎりぎりに入ってなんとも言えない顔をし、勇気づけられる」とたたえた。
石原知事は2016年夏季五輪開催を目指す東京の招致委員会の会長でもある。開催地は今年10月の国際オリンピック委員会総会で決まるが、石原知事はこの日「マラソンを見ていると、日本人も捨てたもんじゃないなと思う」と話しており、五輪招致の機運の盛り上がりへ向けても手応えはつかんだ!?