○社長辞任を報告、改めて謝罪＝「バンキシャ！」誤報問題で日テレ

　日本テレビの報道番組「真相報道バンキシャ！」が昨年１１月、虚偽の証言に基づき「岐阜県庁で裏金づくりが続いている」と報じた問題で、同社は２２日の同番組内で、久保伸太郎前社長が１６日付で引責辞任したことを報告、改めて謝罪した。

　番組冒頭、福澤朗キャスターが「二度とこうした事態を引き起こさないよう社内体制の強化を図り、報道機関としてえりを正してまいります」と謝罪。また、誤報に至った経緯や取材上の問題点について社内検証チームが検証を進めているとし、社内調査結果と第三者機関「放送倫理・番組向上機構（ＢＰＯ）」放送倫理検証委員会の審理結果がまとまり次第、検証番組を放送する方針を明らかにした。

　番組の最後にコメンテーターの河上和雄弁護士は「報道機関にとって独自取材、独自報道は絶対に必要なこと。これに懲りずに今後もいい報道、いい取材を続けてもらいたい」と日本テレビに注文を付けた。