のり子さんに在留特別許可、叔母夫妻が養育者に
不法入国で強制退去処分が確定した埼玉県蕨市のフィリピン人、カルデロン・アラン・クルズさん(36)一家が日本にとどまることを求めていた問題で、法務省東京入国管理局は16日、中学1年の長女、のり子さん(13)に期間1年とする在留特別許可を出した。
一家は家族全員の許可を求めてきたが、今月13日、東京入管との協議で、アランさんと妻サラさん(38)は強制退去処分を受け入れ、のり子さんはサラさんの妹夫妻が養育者となり、現在暮らしている埼玉県蕨市内にとどまることが決まった。両親は、のり子さんが2年生に進級する来月8日の始業式を見届けた後、同13日に帰国する。
アランさんは「のり子に許可が出たのは支援してくれた人たちのおかげ。のり子にはダンスの先生になるという夢をかなえてもらいたい」と語り、のり子さんは「両親がこれまでやってくれていたことをこれからは自分でやらなければならない。もっとしっかりしなければと思っています」と話した。
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