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【週刊韓(カラ)から】韓国で自殺が急増中 景気後退などが理由 (2/4ページ)
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自殺者数の推移をみると、1992年は3533人で韓国人の死因10位と低かった。しかし、97年に起きたIMF経済危機の影響で倒産などが相次ぎ、景気が低迷した98年には8569人と5000人近く増え、死因の7位を占めるようになり、その後増加傾向は続いている。
一方、2007年の日本の自殺者は3万3093人で、男性が全体の7割を占めた。自殺率は25・9人と韓国よりも高い。自殺の手段は男性は(1)首つり(2)練炭(3)飛び降りで、女性は(1)首つり(2)飛び降り(3)入水−の順で多かった。
日本では昭和20年代後半から30年代後半にかけては、「薬物自殺」がいちばん多かったが、毒物・劇薬に対する規制が厳しくなると激減。40年代以降は首つりが増加した。
日本人の死因の順位は、(1)がん(2)心臓疾患(3)脳血管疾患(4)肺炎(5)不慮の事故(6)自殺−。自殺は日本人死因の6位で、韓国よりも低かった。
韓国人の自殺が急増していることを受け、韓国政府は自殺防止対策を開始。2013年までに総額5632億ウォン(約390億円)を投じて、自殺死亡率を20%減らす計画だ。また農薬による自殺も多いことから、農薬販売への規制も強化。韓国保健福祉家族省は、自殺の要因に関する心理学的な調査研究も実施する。
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