■ インディゲームを創るぞ! 出師表 2009                                          TOPに戻る
 
 

 

芸術志向の
自主ゲーム制作
創めました。
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同志募集

100年後のスタンダードになるゲームの「種」を、ぼくらの手で生み出そう!

 


■なぜ芸術志向?

 

ぼくは、いま、芸術志向のゲーム制作を進めています。

 

「芸術志向」というのは、販売目的でないとか、自己表現だからといった平たい意味ではありません。

芸術とは、本質的に、新しい概念・思想の創出を志し、その提言を社会に対して行なう活動をいいます。

 

そして、それは個人の自己表現に根ざしたものです。

個人(創り手の個人的願望)と社会(多くの他者)との接点……窓……を拓くこと。
多様なひとの願望や感情と、安定を志向する社会をつなぎ、化学反応を起こすことが、新しい可能性の創出であり、芸術の役割だからです。

創出の芽は、常に個人の心のなかにあります。

 

個人の心をたいせつにし、じぶんの願望を第一義にし、その上で、社会にメッセージを発信するゲーム制作活動を、「芸術志向のゲーム制作」とぼくは呼んでいます。

発信する以上は、より広く社会に浸透することが望みです。

その意味で、芸術志向だから受け手のニーズを考えない、良いものであれば売れなくて良い……などという考え方はしません。

売ることに固執はしませんが、「伝わらなければ、意味がない」からです。

 

上野雅成という人間と社会との関わり方を明確にする為、「芸術志向のゲーム制作」という道を選びました。

そして、この活動を通して、日本のゲーム業界に1つの新しい風を呼び込みたいという願いをいだき、その実現の為に微力ながら活動し ます。

 

 


■なぜ自主制作?

 

100%純粋にメッセージの為に作りたいから。

 

個人の自主制作……インディゲーム制作……という形態をとる理由は、シンプルにぼくが天才でなく、不器用な凡人だからです。

ぼくが天才であれば、コンシューマゲーム業界あたりに乗り込んで、みんながあっと驚くようなメガヒットゲームを創って、瞬く間にゲーム業界に新風を巻き起こします。

でも、そこまでの力は今のぼくにはありません。

 

考えた結果。様々な未来と可能性を検討し絞り込んでいった結果、「まずじぶんの力でできる発信からコツコツやろう」という結論に至り、「個人レベルのメッセージ発信の活動」をはじめました。

 

現在のぼくの力量では、2つ以上の目的を両立して、1つのゲーム制作活動を納得できるレベルで維持し続けることはできません。

2つの目的というのは、
前述したような「社会へのメッセージ発信の為のゲーム創り」と、
「生活費を稼いで社会人として生きていく為のゲーム創り」
の2つです。

「どちらもそれなり」のレベルで両立するならすぐできますが、それはぼくの目指しているゴールへの近道でないと判断しました。
「現実的なラインに着地させること」も、様々なスキルや視野が要求される仕事ですが、それでも「100%の実現」に比べれば容易だからです。

 

この2種のゲーム創りは、ゲーム(作品)を創る究極目的が別ベクトルなので、高いレベルで融合させ続けることは困難です。

ゆえに、まずはその両方を別々に「100%納得いくかたち」で実現することにしました。

 

100%純粋に、じぶんのメッセージの為だけのゲーム創りを実現する。
そのノウハウを確立する。

これが今回の活動を、インディゲーム制作という活動形態に決めた理由です。

 

 


■なぜ100年後?

 

ぼくには、ゲームを芸術の一分野にしたいという夢があります。

 

ゲームはその起源と性質から「エンタテイメント」として認知され、発展してきました。

ですが、説明の必要もないほど、ゲームデザインという営みとその結晶であるゲーム作品は、様々なかたちの美と感動を内包した 「芸術品」と呼ぶに相応しいものです。

また、ゲームを構成している要素……設計、シナリオ、システム、サウンド、イラスト……はどれをとっても芸術分野として認知されています。

(あ。システムは唯一芸術とは言われていませんね。本当に惚れ惚れするほど「芸術的な営み」なんですが、これは数学的な美しさの部類ですね)

 

では、それらの集合体であるゲームが、なぜ芸術と認知されないのか?

 

それは端的に、社会的背景と、コンピュータゲーム業界がまだ過渡期にあるからという歴史的な問題で、うまくすれば50年後には一つの文化として成熟し 、芸術としての地位を確立している可能性は高いです。
が、万が一そうなっていない可能性もあるでしょう。

ゲームが芸術視されていない未来というのは、ぼく的にとてもつまらないので、じぶんで取り組むことにした次第です。

文化は放っておいても勝手に育つものなので、ゲーム文化が自然発生的に芸術と認知されていく社会的側面はあるでしょうし、そうなった暁には「ゲーム芸術活動」も流行になるでしょう。

 

だから、今くらいから創めておけばちょうど良いかな、と思いました。

 

芸術そのものの存在は普遍ですが、そこに明確なひとの意図が介在しない限り、 社会的な意味合いでの芸術文化には発展しません。

売る為に創られたゲームは、何か奇跡でも起こらない限り、どこまでいっても「売る為に創られたゲーム」という社会的な認識の枠組みを超えることはありません。

 

日本人が普通にゲームを芸術ととらえているような未来をぼくは好きだなぁ。と思うわけです。

だから、100年ほどかけて、日本の中で「ゲーム芸術文化」を育てていきたいと考えています。

まったくもって抽象的な話です。
ぼく自身、この活動の行く先はまったく見えていません。

もちろん、ぼくひとりの力はとてもとても小さなものですが、社会に一陣の風を起こすには、ひと一人の人間の力は充分かとも思うのです。

その風が大きな風になって社会を動かすには、多くのひとの力が必要です。
でも、ぼくが死ぬまでのあと50年ほど。これだけの時間があれば、何かしら実現できるだろうと夢想しています。

そういうわけで。
100年後のゲーム芸術文化をビジョンとして、今日も活動します。

 

 


■同志募集って?

 

2009年、まず1本のゲームを創ります。

このゲームを一緒に創ってくれる同志を関西で募集します。

 

■創る作品 : シナリオ重視/ADV形式のRPG
■メディア : WINDOWS用ゲーム(DL)

■製作期間 : 2009年4月〜9月 の約6ヶ月間
■募集パート : ・プログラマ 1〜2名
              WINDOWS用アプリケーション・言語未定/自由
           ・イラストレータ 1〜2名
              世界絵、キャラ絵、モンスター絵、その他素材
           ・WEBサイトデザイナ 1名
              UI、画面素材、サイト制作
           ・サウンド 1名
              おそらく普通のゲームBGMにはしません
           ・声優 未定
              サウンドの方針次第で、「歌」「声」が欲しくなるかも

■資格 : 各パートに関する知識・スキルがそれなりにあればOK
       ゲームはあんまだけど、芸術なら関心あるって方もどうぞ
       関西圏在住の方 (遠方でもどうしてもって場合は応相談)
       下記ポリシィを参照ください
■制作内容 : ヤル気と能力と個性に応じて、相談して決めましょう
■報酬 : 少額

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応募とポリシィ

まず上野までメールください。
それから、一度会って、互いの「顔」を見て話をしましょう。

互いの人間性を見て、感じること。
何事においてもこれが、一番大事です。
だから、申し訳ありませんが、今回はぼくの活動範囲の限界ということで関西のみの募集としました。

充分な心の接点も相互理解も構築できていない状態で共同作業をしても、良いハーモニーも相乗効果も生まれません。
つまり、良いゲームが仕上がらず、目的も達成できないということです。

特に今回は個人に根ざした活動なので、何かしら心の部分……趣味でも創作に対する姿勢やビジョン、人生観でもどこでも構いません……で共感点が必要になってきます。

互いの「顔」を見て、「心」に触れた結果、互いに共感点が見つかれば、ぜひ一緒にゲーム制作をしましょう♪

 

(※)その他、今回のゲーム制作に直接関係のないところでも、ゲームプランナやシナリオライタ、エンジニア、WEBデザイナなど、とにかくゲーム制作に興味のあるひとは、よかったら「関西でインディゲームクリエイタのネットワークを創ります。 」をご覧ください。

 

 


■上野雅成・連絡先

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