「介護につかれ、将来を悲観」　寝たきり妻殺害　千葉

　千葉県市川市中山のアパートで今月１９日、この部屋の無職女性が遺体で見つかった事件で、千葉県警市川署は２１日、殺人容疑で、夫の無職、土木田（ときた）克巳容疑者（７５）を逮捕した。同署によると、土木田容疑者は「介護に疲れ、将来を悲観して殺害した」と供述しているという。

　調べでは、土木田容疑者は１８日夜、自宅ベッドで寝ていた妻、かねさん（７４）の首を室内にあったひもで絞め、殺害した疑い。土木田容疑者は犯行後、睡眠薬約２０錠を飲み、昏睡（こんすい）状態に陥り病院に搬送。回復を待って事情を聴いたところ容疑を認めたという。

　同署によると、かねさんは脳梗塞（こうそく）などを患い、約６年前から寝たきり状態だったとされる。