韓国検察、李大統領の側近拘束 多額の不法資金受け取りか【ソウル21日共同】韓国検察当局は21日、李明博大統領側近の秋富吉元大統領広報企画秘書官(52)が、盧武鉉前大統領の有力後援者から数億ウォンの不正資金を受け取ったとして、特定経済犯罪加重処罰法違反の疑いで拘束、本格的な捜査を始めた。 逮捕されれば、昨年の米国産牛肉の輸入問題以降、低迷していた支持率が30%台に回復し、金融危機克服に全力を挙げている李大統領にとって痛手となりそうだ。 検察は盧前大統領の側近の国会議員も事情聴取中。秋元秘書官については職務権限などが明確でないことから、非公務員のわいろ授受類似行為を処罰できる同法の「あっせん収財」容疑を適用したとみられる。 後援者は、盧前大統領の実兄が韓国農協の証券会社買収に介入し不正資金を受け取ったとして逮捕された事件にも関係した朴淵次被告=脱税などの罪で起訴、公判中=。 韓国メディアによると、朴被告が盧前大統領の流れを組む最大野党、民主党の議員らに幅広く不正資金を提供していた疑惑が浮上。捜査の過程で秋元秘書官のほか、与党ハンナラ党の議員らにも資金が流れている疑いが強まった。 【共同通信】
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