宮崎大学の後期試験の合格発表が、21日行われ、300人余りが、喜びの春を迎えました。宮崎大学の木花キャンパスでは、21日、午前10時に、後期試験の合格者の受験番号が、一斉に張り出されました。受験生たちは、自分の受験番号を見つけると、親と抱き合ったり、掲示された番号を、記念にカメラにおさめるなどして、喜んでいました。(合格者は)「もう、絶対ないと思っていたので、すごいうれしかったです。4年間、いろんな事を学んで、立派な社会人になっていきたいです。」「本当に、前期のときに迷惑をかけてしまったので、うれしい限りです。」「やっぱり、自分には夢があるから、それを叶えるための第一歩だと思って、ここ(大学)で頑張っていきたいと思います。」宮崎大学後期試験の平均受験倍率は、去年を1.4ポイント下回る6.3倍で、4つの学部を合わせて、308人が合格しました。宮崎大学の入学式は、4月3日に行われます。
子供が安心して乗れるタクシーをと、チャイルドシートなどを備えた「子育てタクシー」のドライバー養成講座が、21日、宮崎市で開かれました。「子育てタクシー」は、全国のタクシー事業者や、子育て支援グループでつくる任意団体が、必要な安全研修を受けたタクシー運転手を認定しているものです。21日は、県内で初めて、「子育てタクシー」のドライバー養成講座が、宮崎市で開かれ、宮崎市と都城市のタクシー事業者3社から、計11人が参加しました。参加者たちは、子供を安全に乗り降りさせるための注意点や、6歳未満に義務付けられているチャイルドシートの適切な取り付け方を、実技などを通して学びました。(参加したドライバーは)「取り付けてみたら難しいものだった。でも、これから子供のため安全のために必要だと思った」養成講座は、22日まで開かれ、22日は、安心して乗ってもらうための子供との接し方や、救命救急講習などが予定され、全てを受講した運転手には、「子育てタクシードライバー」の認定証が与えられます。今のところ、県内の運行開始時期は、未定だということですが、全国的には、57社の運転手約600人が、「子育てタクシー」のステッカーを貼った車で、業務にあたっています。
来年8月に県内で開かれる全国高校総合文化祭をPRしようと、宮崎市で、21日、高校生による手づくり文化イベントがありました。街に飛び出した生徒たち。宮崎市の宮崎山形屋、四季ふれあいモールをメイン会場に、県内全ての高校から、文化部に所属する1、2年生、約300人が参加して、ステージを繰り広げました。司会進行から音響、収録など、全て、高校生の手づくりで、思春期の豊かな感性を詩に乗せた「詩のボクシング」では、買い物客も足を止め、興味深げに見入っていました。全国高校総合文化祭は、来年8月、県内各地を会場に、全国の高校生約2万人が参加して開かれ、実行委員会では、「文化部のインターハイです。高校生らしい若いパワーと、フレッシュな活動を見てほしい。」と話していました。
北郷町では、21日、桜の咲き誇る中、恒例のロードレース大会が開かれ、市民ランナーが心地よい汗を流しました。日本一のチェリータウンをめざす北郷町では、桜と地元の温泉をPRしようと、毎年、この時期に、ロードレース大会を開いています。町制施行50周年の記念大会となった今年は、町内外から、約250人が参加。2キロから10キロまで、距離や年齢に応じて、タイムを競いました。選手たちは、コースを彩る3分咲きのソメイヨシノや、春の田園風景を眺めながら、ゴールをめざしていました。花見を兼ねて楽しめるこの大会、参加者たちにとっては、心身ともにリフレッシュした連休の一日となりました。
20日夜、門川町で、住宅など10棟を焼く火事があり、1人が軽いやけどを負いました。20日午後8時45分ごろ、門川町門川尾末の松下正さん、72歳の自宅から火が出て、約60平方メートルを全焼しました。松下さんは、一人暮らしで、火を消そうとして、顔などに軽いやけどを負いました。火は、さらに、周辺の住宅へと燃え広がり、警察と消防の調べによりますと、松下さんの自宅を含めて住宅4棟が全焼、壁などを焦がした住宅と倉庫を合わせると10棟が焼け、7世帯が焼け出されました。現場は、住宅密集地で、消火作業や避難する人で、出火当時、騒然となりました。警察と消防では、21日朝から現場検証を行い、出火原因を詳しく調べています。
20日夜、宮崎市高岡町で、横断歩道を歩いて渡っていたお年寄りの女性が、普通乗用車にはねられ、大けがをしました。事故があったのは、宮崎市高岡町の県道で、20日午後7時前、近くに住む横山サト子さん、87歳が、横断歩道を歩いて渡っていたところ、走ってきた普通乗用車にはねられました。この事故で、横山さんは、胸や足の骨を折るなどの大けがをして、病院で手当てを受けています。警察の調べによりますと、現場は、見通しの良い交差点で、横山さんは、信号機のある交差点を渡っていたところ、事故にあったものです。普通乗用車を運転していた宮崎市の男性会社員は、「歩行者に気づき、ブレーキをかけたが、間に合わなかった」と話しているということです。警察で、詳しい事故の原因を調べています。