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社会
2月の特急部品脱落 車輪、車軸も損傷 JR北海道が陳謝(03/10 09:23)JR北海道の特急列車で二月にブレーキ部品が脱落したトラブルで、同社の菅原重光鉄道事業本部長が九日会見し、列車の車輪や車軸にも損傷があり、別の部品が外れていたことを明らかにした。同社では一月に函館線で普通列車が貨物列車と異常接近、二月にも釧網線で普通列車の脱線事故が起きており、あらためて陳謝した。 トラブルは二月十六日午後八時十五分ごろ、釧路発札幌行きの「スーパーおおぞら12号」(九両編成)が札幌駅に到着した際、三両目の車両下部から煙と異臭が発生、車輪を挟むブレーキ部品一個が脱落していた。 その後、同社が車体を検査したところ、別のブレーキ部品も半分が脱落、車輪表面に数センチの傷が無数にあったほか、車輪の振動を抑える車軸のふたがなくなり、車軸の一部に衝突痕も見つかった。車輪の傷はトラブル発生の二日前に発見されており、車両からの異音も確認されていたが、基準を超えておらず、そのまま運行したという。 同社によると原因は特定できていないが、「制動距離上は問題なく、国土交通省の重大インシデント(事案)には当たらない」としている。 菅原本部長は会見で、「異例の事態が続き、申し訳ない。基本作業を徹底したい」と述べた。
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