March 22, 2009
思ったとおり、いやそれ以上
高校時代(某都立高校)の同級生で
現在ソウルに住んでいる友人がいる。
その友人は某超一流大企業で働いている。
友人はお付きの通訳とその奥さんを連れて
会場に来てくれた。
奥さんはプロレス初めて。
打ち上げ後に電話をすると友人は
「いま家についたところ」という。
「ドラゴンゲートの試合は凄かったね。
それとダニエルズVSウイリアムスは一流の試合だと思った。
でもメインの韓国人は酷かったな。西村との格の違いを
強く感じたよ。彼が勝ったのかもしれないけど
西村は凄いオーラを出してたと思うよ」
で、通訳の奥さんの素直な感想も教えてくれた。
プロレス初観戦なのだが「第一第二試合を見てて嫌になった。
こんなもん見にこなければと思ったけど、第三試合の女子の
試合からはもの凄く面白かったから、また見たい」と言ったという。
嬉しい。本当に嬉しい。
私の役目は会長の提示した予算枠で
いかにいい選手を集めて、いかにいい試合をやってもらうか。
今回、選手を選んだのは私。そして第三試合からのカードは
すべて私の意見を押し通し、そして見た人に満足してもらった。
電話の話だけではなく会場でも生の声を聞いた。
みんな口を揃えてドラゴンゲートの試合と
ダニエルズVSピーティーの試合を絶賛。
そして大満足だったと言ってくれた。
西村VSエクシュタインVSユンに関しても
韓国人ファンはよかったと言ってくれた。
当然反省点もある。
西村VSエクシュタインVSユンはユンがエッキーを押さえて
初戴冠となったが、結果がきまると多くの観客はユンの
マイクを無視してすぐに席を立ってしまった。
これは観客がユンの実力を見抜いてしまったからに他ならない。
拒絶反応をおこしたのである。
プロレスにとって「説得力」というものがいかに大切であるかが
浮き彫りになった。
私が以前に言われたのは「各試合に必ず韓国人を絡めよ」とのTVからの要請。
ただ韓国人レスラーがみんなグリーンなので
シングルマッチでは間がもたない。
だから苦し紛れの3wayが多いのである。
西村とユンのタイトル戦に誰を絡めるかは大きな課題だった。
そしてエッキーにした。
結果的にはユンの持ってるものを、ほぼ完璧にだしたのがエッキーと西村だった。
経験の浅いユンのようなレスラーはドラゲーやTNAのXデビジョンのような
きめ細かいハイスパートを多く盛り込んだような今風の試合より
ゆっくりじっくりその場勝負のクラシックスタイルのほうが
ベターだと思ったわけだが、いかにも私の考えたとおり
ちゃんと見られるプロレスになった。
実力不足は実力不足。しょうがない。
かつてのビッグプロモーターであるジェリー・ジャレットは
「チキンシットでチキンスープを作れるかが課題。私はそのレシピー
を知っている」と私に言った。
メインの試合、エッキーをもってきたことで
なんとか食えるチキンスープになった。
色々嬉しかったことがあったが、これがその一つである。(続く)
現在ソウルに住んでいる友人がいる。
その友人は某超一流大企業で働いている。
友人はお付きの通訳とその奥さんを連れて
会場に来てくれた。
奥さんはプロレス初めて。
打ち上げ後に電話をすると友人は
「いま家についたところ」という。
「ドラゴンゲートの試合は凄かったね。
それとダニエルズVSウイリアムスは一流の試合だと思った。
でもメインの韓国人は酷かったな。西村との格の違いを
強く感じたよ。彼が勝ったのかもしれないけど
西村は凄いオーラを出してたと思うよ」
で、通訳の奥さんの素直な感想も教えてくれた。
プロレス初観戦なのだが「第一第二試合を見てて嫌になった。
こんなもん見にこなければと思ったけど、第三試合の女子の
試合からはもの凄く面白かったから、また見たい」と言ったという。
嬉しい。本当に嬉しい。
私の役目は会長の提示した予算枠で
いかにいい選手を集めて、いかにいい試合をやってもらうか。
今回、選手を選んだのは私。そして第三試合からのカードは
すべて私の意見を押し通し、そして見た人に満足してもらった。
電話の話だけではなく会場でも生の声を聞いた。
みんな口を揃えてドラゴンゲートの試合と
ダニエルズVSピーティーの試合を絶賛。
そして大満足だったと言ってくれた。
西村VSエクシュタインVSユンに関しても
韓国人ファンはよかったと言ってくれた。
当然反省点もある。
西村VSエクシュタインVSユンはユンがエッキーを押さえて
初戴冠となったが、結果がきまると多くの観客はユンの
マイクを無視してすぐに席を立ってしまった。
これは観客がユンの実力を見抜いてしまったからに他ならない。
拒絶反応をおこしたのである。
プロレスにとって「説得力」というものがいかに大切であるかが
浮き彫りになった。
私が以前に言われたのは「各試合に必ず韓国人を絡めよ」とのTVからの要請。
ただ韓国人レスラーがみんなグリーンなので
シングルマッチでは間がもたない。
だから苦し紛れの3wayが多いのである。
西村とユンのタイトル戦に誰を絡めるかは大きな課題だった。
そしてエッキーにした。
結果的にはユンの持ってるものを、ほぼ完璧にだしたのがエッキーと西村だった。
経験の浅いユンのようなレスラーはドラゲーやTNAのXデビジョンのような
きめ細かいハイスパートを多く盛り込んだような今風の試合より
ゆっくりじっくりその場勝負のクラシックスタイルのほうが
ベターだと思ったわけだが、いかにも私の考えたとおり
ちゃんと見られるプロレスになった。
実力不足は実力不足。しょうがない。
かつてのビッグプロモーターであるジェリー・ジャレットは
「チキンシットでチキンスープを作れるかが課題。私はそのレシピー
を知っている」と私に言った。
メインの試合、エッキーをもってきたことで
なんとか食えるチキンスープになった。
色々嬉しかったことがあったが、これがその一つである。(続く)