【ニューヨーク=山本正実】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は21日、米保険大手AIGが3月13日に約400人の幹部社員に支払ったボーナスが、公表額の1億6500万ドル(約158億円)ではなく、それより多い2億1800万ドル(約209億円)だったと報じた。
AIGが20日に米コネティカット州の司法長官に提出した資料で判明したという。AIGが米議会などにボーナス支給額を少なく報告していた可能性が出てきた。
報道によると、幹部のうち73人が100万ドル(約9600万円)以上を受け取り、このうち5人が400万ドル(約3億8400万円)以上を得たという。
これまでの報道で、1人で650万ドル(約6億2400万円)を得た幹部もいたことが判明している。
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