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胡錦濤主席の長男、大型国有企業の経営掌握

胡海峰氏
 16日付香港紙星島日報によると、中国の胡錦濤国家主席の長男、胡海峰氏(37)が昨年の段階で、資産規模100億元(約1440億円)の国有企業「清華ホールディングス(清華控股)」の党書記に就任し、経営を掌握したと伝えた。同紙は胡海峰氏の社内序列は宋軍会長に次いで2番目だが、不必要な憶測を避けるためにグループの取締役会には加わらなかったと伝えた。

 清華ホールディングスは、中国の理工系名門大学である清華大学の産学連携を支援する国営企業で、傘下に清華同方威視技術、清華紫光、博奥生物など系列企業30社を置く持ち株会社だ。

 胡海峰氏は北方交通大を卒業後、清華大経営学部のエグゼクティブMBA課程を1期生として卒業した。

 胡海峰氏は2年前に同方威視の社長を務めていた当時、北京五輪を控え、中国国内の空港147カ所に設置する液体爆発物検査スキャナーの納入契約を獲得し注目を集めた。契約規模は数十億元に上り、胡主席の長男に対する優遇ではないかという疑惑を呼んだ。しかし、中国民航総局は「同方威視の(製品の)品質が競合他社よりも優れていたため契約したにすぎず、政治的背景はない」と疑惑を否定していた。

 一方、中国のニュースサイト「煙台圏」は、胡主席の長女、胡海清氏(35)も清華大と上海のビジネススクール、中欧国際工商学院(CEIBS)のMBA課程を卒業した才媛だが、2年余りにわたり姿を見せていないと報じた。同サイトは「胡主席の子供が謹慎して過ごす理由は、政府幹部の子供について回る腐敗疑惑を断ち切るためだ」と説明した。

香港=李恒洙(イ・ハンス)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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