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大阪の日本橋電気街に応援キャラ誕生 (2/2ページ)
しかし、不況や首都圏の大手家電量販店の出店攻勢などで、店舗は徐々に減少。でんでんタウン協栄会の加盟店舗は現在90店と、最盛期の半分以下にまで落ち込んでいる。
電気店の減少とともに、10年ほど前から目立ち始めたのが、アニメや漫画、ゲームといったサブカルチャーの商品を扱う店舗。しかし、こちらもネットショッピングの普及などで、足を運んで買い物に来るファンの数が減少傾向にあり、打開策を求める声が高まっていた。
「まちづくり振興」をはじめ、有志の企業や店舗が話し合いを続ける中で浮かんできたのが、日本橋に来なければ買うことができない商品開発や、体験できないイベントの展開。「これらの企画を実現するため、訴求力の高い魅力あるキャラクターが必要だった」(まちづくり振興の塩田浩司専務)という。
まちづくり振興が『音々』のキャラクターグッズの販売を希望する企業や店舗を募り、すでにTシャツや缶パン、ポスターなどの商品化が決定、一部商品は販売もスタートした。
今後も多彩な商品展開の一方で、『音々』が登場するイベントを企画していくほか、地元の選挙啓発活動にも使ってもらうなど、“街の顔”として育てていく方針。塩田専務は「将来はゲームやアニメへの展開も実現していきたい」と夢を膨らませている。