自転車社会学会2007/9/11更新

自転車にもハンドサイン、後方確認も忘れずに

自転車にもハンドサインがあります
これから自分がどういう行動をとるのか、周りに伝えるサインです。自転車も好むと好まざるとにかかわらす交通体系の一部です。周りの自動車、バイク、他の自転車、歩行者に自分のこれからの行動を知らせる必要があります。どのようなサインであってもいいのですが、大事なことは、サインを出す人の意志がサインを見る人に正しく理解されることです。そのためにはみんなが同じサイン(言語)を使う必要があります。

道路交通法に標準語が記載されています。一番いいサイン(言語)とはいえないかもしれませんが、直感的でわかりやすいサインなのではないかと思います。標準語にはいろんな欠点があるかもしれませんが、これからは○○語で生活しましょう、と言っても・・・無視されるだけでしょうね。 道路交通法第五十三条によれば・・・・

「車両の運転者は、左折し、右折し、転回し、徐行し、停止し、後退し、又は同一方向に進行しながら進路を変えるときは、手、方向指示器又は灯火により合図をし、かつ、これらの行為が終わるまで当該合図を継続しなければならない。
2 前項の合図を行なう時期及び合図の方法について必要な事項は、
政令で定める。」

となっています。合図の方法は政令で定めるとなっていますね。該当するのは道路交通法
施行令第二十一条ですね。具体的には

左折・左への進路変更→左腕を水平にのばす or 右腕をL型に上げる
右折・右への進路変更→右腕を水平にのばす or 左腕をL型に上げる
徐行・停止     →(右)腕を斜め下にのばす

です。

・右左折が終わるまで当該合図を継続しなければならない、と法令では規定されていますが、片手運転でコーナーを曲がるのは現実的でしょうか?。交通事故の多くが交差点で起きています。ちゃんと両手でハンドルを握って不意の事態で反応できるようにしておく方が安全なのでは?と思います。右左折する前まで、しっかり・はっきりハンドサインを出して、アイコンタクトで自分の意図を明確に周りに示しましょう。

・右左折・左右への進路変更では「曲がる方向に腕を水平に伸ばす」と「反対側の腕をL型に上げる」が示されています。曲がる方向に腕を水平に出す方がより直感的に理解されるのではないかと思います。

・徐行・停止の合図に法令では右腕か左腕かの規定はありませんが、クルマから見やすいように右腕の方がいいのでは?と思います(^-^)。左手で合図する人を見たことがありません、私。腰の後ろでグーパーする合図(減速・停止)もよく使われますが、集団走行しているとき後ろについている自転車からは見やすいのですが、クルマのドライバーに対してのアピールは弱いように思います。手を出して「来るな、出るな」の抑えるしぐさの方が直感的に理解されることでしょう。
後方確認を忘れずに
それと・・・・ハンドサインさえ出せばすぐ右に曲がっていい、のは早計です。後ろからクルマが迫っているかもしれません。自分からクルマの前に身投げするのは考え物です。後方確認をしっかりして安全を確認してから進路を変えましょう。しっかりと振り返ってクルマの運手者にちゃんと後ろを見てるよとアピールするとクルマも安心することでしょう。え!?、走りながら振り返れない?。練習しましょう!。
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