[転落死]小５女児がマンション屋上から　東京・江戸川

　２１日午前１１時５５分ごろ、東京都江戸川区西小岩３のマンション「レーベンハイム西小岩ロイヤルガーデン」で、住民の会社員、森浩二さん（４０）の次女で同区立西小岩小５年、彩花（あやか）さん（１１）が６階屋上の吹き抜け（約１．５メートル四方）から２階フロアまで転落した。彩花さんは全身を強く打ち間もなく死亡した。警視庁西小岩署は、屋上で遊んでいて誤って転落したとみている。

　同署によると、このマンションは、７階通路から高さ約１．２メートルの壁を乗り越えると６階屋上部分に立ち入ることができた。屋上部分には、明かり取りのために吹き抜けを設けており、２階フロアまでつながっていた。屋上の吹き抜けの周囲には、高さ約６０センチの囲いがあったが柵などはなかった。

　彩花さんと一緒に遊んでいた同級生の女児（１１）は「２人でマンションの探検をしようと、壁を乗り越え屋上にいた。大人の女性から『危ないのでやめなさい』と注意され、戻る途中に姿が見えなくなった」と話しているという。

　屋上につながる通路の壁２カ所には「立ち入り禁止」の看板が設置されていた。住民の男性会社員（３７）は「数年前、屋上で遊ぶ子供がいるので『立ち入り禁止』の看板が掲示された。危ないので絶対に立ち入ってはダメだと子どもたちにも注意していた」と話した。【佐々木洋、真野森作】