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韓国企業に農地の半分無料貸与 国民反発で大統領退陣 マダガスカル (2/3ページ)

2009.3.21 21:48
21日、マダガスカルの首都アンタナナリボで行われた就任式で手を振るラジョエリナ大統領(ロイター)21日、マダガスカルの首都アンタナナリボで行われた就任式で手を振るラジョエリナ大統領(ロイター)

 大半が農業に従事し土地に深い愛着を持つマダガスカルの国民が、ラベロマナナ氏に怒りを爆発させた理由のひとつは、マダガスカルの耕作可能面積250万ヘクタールの半分を海外の1企業に長期無料貸与するという同氏の暴挙への反発だった。

 ラベロマナナ氏は昨年11月、ベルギーの国土の半分に相当する130万ヘクタールもの広大な土地を韓国の旧財閥系商社、大宇ロジスティックスに99年間無料貸与する契約を結んだ。大宇側は地元住民を雇って耕地開発し、トウモロコシやパーム油を採取できるヤシを栽培し、主に韓国に輸出する計画を表明。今後25年間で60億ドル(約5700億円)のインフラ整備を行うとしていた。

 端正な顔立ちで人気の高い元ディスクジョッキーのラジョエリナ氏は18日、大宇側との契約について「憲法では祖国の土地は売ることも貸すこともできない」と述べ、一方的に契約破棄を宣言した。大宇側は「政権が交代してもプロジェクトは継続したい」と話している。

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21日、マダガスカルの首都アンタナナリボで行われた就任式で手を振るラジョエリナ大統領(ロイター)
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