Ｏ里は、知的障害者更生入所施設、というものらしい。（古い言い方かもしれない）
Ｏ里建設にあたって、地域住民はものすごく反発したらしい。
知的障害の人は、何をするか分からない。
生活が危なくなる、など。
偏見は消えないんですね。
だから大通りから奥に入った所にある。
そこら辺は、老人介護施設などもある。
私はなんとなく「寝ぼけ」があった時の記憶が甦ってきて、恐ろしくなった。
私はすごいことをした。
オムツの中の便を、トイレの壁に指でなすりつけた記憶がある・・・。
それで臭いが消えないから、石鹸を使って、廊下を掃除しながら（そんなことしなくていい！！）指も石鹸で綺麗にしていたのだ。
後から来る記憶って(￣ヘ￣;)ウーン
何を言われても「いやだーー！！」という人がいる。
「お風呂入りますよ」「いやだーー！！」
「ご飯食べるよ」「いやだーー！！」
でもいやだーーー！！とか言いながら、タイミングを見計らって、ちゃんと行動に移している。
私は職員に聞かれた。
「ねぇ、あぁいうのって、行動を次に移すのが難しいのかな？気持ち分かる？」と。
うん、確かに行動を移すのって難しい。
私もアスペの会のミーティングに出られなくて困ってるし。
でも私には説明する能力がある。
後からでも振り返って説明することが出来る。
でもその人の言葉は「いやだーー！！」しかない。
洗濯物を干す練習をしている人もいる。
その人なりに頑張って干している。
そして干し終えた時「よく出来たね。頑張ったね」と言って、その人が去った後に、職員が干し直している。
その現場をずーっと眺めていた。
職員も別に気にしていない様子だった。
てんかん発作を頻繁に起こす人がいる。
職員は慌てず「あ、発作だ」と言って、見守っている。
でも私には、発作に見えない。
だからずーっと見ていると「あ、ビックリさせちゃった？」と言われたので「これが発作？」と聞くと「うん、眼球が上に上がって、手で何かを探ろうとしてるでしょ」と普通に言っていた。
てんかんと言うと、バタンと倒れるイメージだったけど、この程度なら私にもあるのでは？と思ってしまった。
でもそのてんかん発作は、命にも関わるもので、常に見守りが必要なんだそうだ。
その人は「やぎさんですか？」ってくらい、紙をパクパク食べてしまう。
職員も「あー、牛乳パックは、まずいかな」と平然としている。
普通の紙なら消化できるから安心なんだそうだ。
まぁ食べさせないように配慮はしているけど。
私も折り紙を折っていたり、手紙を書いていると、ニューっと手を差し出され、パクっと食べられたことが何度かある。
「13」という数字にこだわりがある人がいる。
「13」を見ると、何でも口に入れてしまう。
カレンダーもかけておけない。
でもスケジュール表として、お仕事の日と、お休みの日とで、絵で説明して、その上に日付が乗っているから、どうしても「13」は隠せない。
その人は、調子が悪いと、全裸になる。
余程ひどい時は、後ろで留めるつなぎの服にさせられるが、自分で脱ぎ着出来る事を大切にしたいのか、余りつなぎにはしない。
でも全裸はまずいのでは？
私のママが迎えに来た時、全裸でうろつかれては、ちょっと気まずくなる。
汚れやヨダレが気になる人がいる。
私のヨダレも、容赦なく拭かれる。
その人が、お風呂から全裸で、体を拭かずにフロアーに出てきた。
そこにいた人一同、みんなビックリした。
引き戻そうとする職員に抵抗して、髪の毛を乾かされている人の上履きを奪った。
そうか、その上履きは、その人のものだったんだね。
自分の上履きを履いて行かれ、全裸で奪いに行くしかなかったんだ。
その人の目下のこだわりは、いきなり人に抱きつくこと。
しかも30分くらい離れないから、仕事にならないのだとか。
しかもターゲットは、その日によって違うという。
中でも珍しい人にはターゲットになりやすいから、と注意されていたけど、私は無視、スルーされた。
でもなんだか心寂しい気がした。
24時間睡眠という聞いたことのない名前を話しているのも聞いた。
どうやら24時間起き続け、24時間寝続けるというサイクルらしい。
確かにその子は、私が短期入所で行った時、眠り姫になっていた。
どこでも寝てしまう。
作業中もどこでもお構い無しに寝てしまう。
普段は、ピョンピョン跳ねたり、タオルをかじっていて、ご飯や排泄なども一人では全く出来ないし、言葉も持たない、きっと最重度の人なんだと思うけど、寝ている様子は、本当に子どもみたいにかわいくて、職員の人と「21歳には見えないよね。せいぜい15だよね」と和ませてくれる人だった。
普段はヨダレをつけられるのだけど。
私に関しては、もう普通にお話できる人として定着している。
だけどパニックが多い人で、いつパニックが起こるか分からないから、お散歩などちょっとした外出でもジプレキサを職員が持って歩いている。
私は能力にものすごく差があり、歯磨きや洗顔は100％完璧にやっているのに、お風呂ではちょっと介助が必要だったり、その他食事や排泄にも介助が必要である。
この施設は全体的に見て「食事」「排泄」「睡眠」に重点を置いてる気がする。
その3つが完璧にクリアー出来る人は、放っておいても大丈夫、自分でやっていける、手がかからない人というイメージだけど、施設内にはその3つを全部クリアーしている人はいない。
私は3つともにダメだ。
特にパニックや多動になっている時は、目が泳いでいて、体はピンとさせられて立っていられても、眼球がキョロキョロ。
それはＫ先生も「そうでしょうね」と苦笑していた。
でも一度出来てしまうと、次ももう出来るだろうと、任されてしまうのは辛いところでもある。
体調や気分によっては、すんなり出来ていたことも、頑張って頑張ってやっと出来て、バタンとなってしまうから。
この点は、伝えていこう。
でもとにかく褒める。
「足し算出来るの〜、すごいね〜」「歯磨き出来るの〜、すごいね」
なんだかすごいことが出来ているような気分になる。
でも今回ほとんど私が寝なかったために、当直だった職員は全く眠れず、普通の人でも眠れなかった時に起こる「ナチュラルハイ」に起こっていたようで、一緒に写メを撮った時もニコニコ。
看護師のＩさんに言われた。
「眠れなくてハイテンションになっちゃったんだよ、かわいそう」と。
短期入所をしていると、とにかく寝てくれれば安心、という感じ。
その他の事は、いつも出来ない人は決まっていて、いつものように介助しているから、そんなに苦痛は感じないだろうけど、寝てくれないと一人で当直しているのに、ずーっと付き合って起きていなければならない。
それに下手に薬を飲ませられない利用者さんが多いらしい。
次の日に影響するとか。
あ、私のお尻に猛湖畔が出来ました（笑）
トランポリンとバランスボールの激しい運動のせいで、体当たりをした結果、お尻に大きなあざが・・・。
彼から「足だけは」きれいだ、と言われていたのに、その足も切り傷やら、擦り傷やら、あざやら、すごいことになっています。
決して自傷ではないです。
あ、でもある意味、自傷に入るのかなぁ・・・。
Ｏ里建設にあたって、地域住民はものすごく反発したらしい。
知的障害の人は、何をするか分からない。
生活が危なくなる、など。
偏見は消えないんですね。
だから大通りから奥に入った所にある。
そこら辺は、老人介護施設などもある。
私はなんとなく「寝ぼけ」があった時の記憶が甦ってきて、恐ろしくなった。
私はすごいことをした。
オムツの中の便を、トイレの壁に指でなすりつけた記憶がある・・・。
それで臭いが消えないから、石鹸を使って、廊下を掃除しながら（そんなことしなくていい！！）指も石鹸で綺麗にしていたのだ。
後から来る記憶って(￣ヘ￣;)ウーン
何を言われても「いやだーー！！」という人がいる。
「お風呂入りますよ」「いやだーー！！」
「ご飯食べるよ」「いやだーー！！」
でもいやだーーー！！とか言いながら、タイミングを見計らって、ちゃんと行動に移している。
私は職員に聞かれた。
「ねぇ、あぁいうのって、行動を次に移すのが難しいのかな？気持ち分かる？」と。
うん、確かに行動を移すのって難しい。
私もアスペの会のミーティングに出られなくて困ってるし。
でも私には説明する能力がある。
後からでも振り返って説明することが出来る。
でもその人の言葉は「いやだーー！！」しかない。
洗濯物を干す練習をしている人もいる。
その人なりに頑張って干している。
そして干し終えた時「よく出来たね。頑張ったね」と言って、その人が去った後に、職員が干し直している。
その現場をずーっと眺めていた。
職員も別に気にしていない様子だった。
てんかん発作を頻繁に起こす人がいる。
職員は慌てず「あ、発作だ」と言って、見守っている。
でも私には、発作に見えない。
だからずーっと見ていると「あ、ビックリさせちゃった？」と言われたので「これが発作？」と聞くと「うん、眼球が上に上がって、手で何かを探ろうとしてるでしょ」と普通に言っていた。
てんかんと言うと、バタンと倒れるイメージだったけど、この程度なら私にもあるのでは？と思ってしまった。
でもそのてんかん発作は、命にも関わるもので、常に見守りが必要なんだそうだ。
その人は「やぎさんですか？」ってくらい、紙をパクパク食べてしまう。
職員も「あー、牛乳パックは、まずいかな」と平然としている。
普通の紙なら消化できるから安心なんだそうだ。
まぁ食べさせないように配慮はしているけど。
私も折り紙を折っていたり、手紙を書いていると、ニューっと手を差し出され、パクっと食べられたことが何度かある。
「13」という数字にこだわりがある人がいる。
「13」を見ると、何でも口に入れてしまう。
カレンダーもかけておけない。
でもスケジュール表として、お仕事の日と、お休みの日とで、絵で説明して、その上に日付が乗っているから、どうしても「13」は隠せない。
その人は、調子が悪いと、全裸になる。
余程ひどい時は、後ろで留めるつなぎの服にさせられるが、自分で脱ぎ着出来る事を大切にしたいのか、余りつなぎにはしない。
でも全裸はまずいのでは？
私のママが迎えに来た時、全裸でうろつかれては、ちょっと気まずくなる。
汚れやヨダレが気になる人がいる。
私のヨダレも、容赦なく拭かれる。
その人が、お風呂から全裸で、体を拭かずにフロアーに出てきた。
そこにいた人一同、みんなビックリした。
引き戻そうとする職員に抵抗して、髪の毛を乾かされている人の上履きを奪った。
そうか、その上履きは、その人のものだったんだね。
自分の上履きを履いて行かれ、全裸で奪いに行くしかなかったんだ。
その人の目下のこだわりは、いきなり人に抱きつくこと。
しかも30分くらい離れないから、仕事にならないのだとか。
しかもターゲットは、その日によって違うという。
中でも珍しい人にはターゲットになりやすいから、と注意されていたけど、私は無視、スルーされた。
でもなんだか心寂しい気がした。
24時間睡眠という聞いたことのない名前を話しているのも聞いた。
どうやら24時間起き続け、24時間寝続けるというサイクルらしい。
確かにその子は、私が短期入所で行った時、眠り姫になっていた。
どこでも寝てしまう。
作業中もどこでもお構い無しに寝てしまう。
普段は、ピョンピョン跳ねたり、タオルをかじっていて、ご飯や排泄なども一人では全く出来ないし、言葉も持たない、きっと最重度の人なんだと思うけど、寝ている様子は、本当に子どもみたいにかわいくて、職員の人と「21歳には見えないよね。せいぜい15だよね」と和ませてくれる人だった。
普段はヨダレをつけられるのだけど。
私に関しては、もう普通にお話できる人として定着している。
だけどパニックが多い人で、いつパニックが起こるか分からないから、お散歩などちょっとした外出でもジプレキサを職員が持って歩いている。
私は能力にものすごく差があり、歯磨きや洗顔は100％完璧にやっているのに、お風呂ではちょっと介助が必要だったり、その他食事や排泄にも介助が必要である。
この施設は全体的に見て「食事」「排泄」「睡眠」に重点を置いてる気がする。
その3つが完璧にクリアー出来る人は、放っておいても大丈夫、自分でやっていける、手がかからない人というイメージだけど、施設内にはその3つを全部クリアーしている人はいない。
私は3つともにダメだ。
特にパニックや多動になっている時は、目が泳いでいて、体はピンとさせられて立っていられても、眼球がキョロキョロ。
それはＫ先生も「そうでしょうね」と苦笑していた。
でも一度出来てしまうと、次ももう出来るだろうと、任されてしまうのは辛いところでもある。
体調や気分によっては、すんなり出来ていたことも、頑張って頑張ってやっと出来て、バタンとなってしまうから。
この点は、伝えていこう。
でもとにかく褒める。
「足し算出来るの〜、すごいね〜」「歯磨き出来るの〜、すごいね」
なんだかすごいことが出来ているような気分になる。
でも今回ほとんど私が寝なかったために、当直だった職員は全く眠れず、普通の人でも眠れなかった時に起こる「ナチュラルハイ」に起こっていたようで、一緒に写メを撮った時もニコニコ。
看護師のＩさんに言われた。
「眠れなくてハイテンションになっちゃったんだよ、かわいそう」と。
短期入所をしていると、とにかく寝てくれれば安心、という感じ。
その他の事は、いつも出来ない人は決まっていて、いつものように介助しているから、そんなに苦痛は感じないだろうけど、寝てくれないと一人で当直しているのに、ずーっと付き合って起きていなければならない。
それに下手に薬を飲ませられない利用者さんが多いらしい。
次の日に影響するとか。
あ、私のお尻に猛湖畔が出来ました（笑）
トランポリンとバランスボールの激しい運動のせいで、体当たりをした結果、お尻に大きなあざが・・・。
彼から「足だけは」きれいだ、と言われていたのに、その足も切り傷やら、擦り傷やら、あざやら、すごいことになっています。
決して自傷ではないです。
あ、でもある意味、自傷に入るのかなぁ・・・。
