下半身を中心にしたトレーニングを行っている名城信男=15日午後、本部町立運動公園グラウンド
世界挑戦を目指す日本スーパーフライ級王者の名城信男(六島)が13日から約1週間、父親の故郷、本部町でキャンプを行っている。名城は、果敢な攻撃が持ち味の右ファイターで元世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級王者・辰吉丈一郎(大阪帝拳)の日本最短記録に並ぶプロ8戦目での世界奪取に向けて、トレーニングに励んでいる。 名城は奈良工業高から近大に進学。アマチュア戦績は57戦38勝19敗でタイトルとは無縁だったが、プロ転向後は約1年前から、プロ野球阪神の桧山進次郎らを手がける仲田健トレーナーの指導を受け、5戦目にして世界ランク入り。これまで6戦6勝4KOの快進撃を見せている。プロ7戦目は11月22日、大阪府立体育館で、世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級2位のプロスパー松浦(国際ボクシングジム)と日本王座初防衛戦を戦う予定だ。
本部町は父親、建伸さんの故郷。現地入りした13日には早速、地元の人たちからヤギ汁のもてなしを受け「独特のにおいでしたが、スタミナがつきました」と喜んだ。
今回は仲田トレーナー、藤原俊志トレーナーの帯同のもと、東洋太平洋ミドル級暫定王者の荒木慶大(泉北)ら5人で実施。計100キロ以上の走り込みなど、下半身を中心にした強化が目的。3日目の15日は町立運動公園のグラウンドで4キロのジョギングの後、ラダー(はしご)を用い敏しょう性、瞬発力を高めるトレーニングなどで汗を流した。
名城は「施設も整っていて集中できる環境なのでいいトレーニングができている」とキャンプ前半に手応えを感じている様子。仲田トレーナーと藤原トレーナーは「しっかり下半身をつくってスパーリングなど実戦練習に入りたい。けがもなく順調」と話した。
11月の初防衛戦に向けて、名城は「実績では相手が上。技術では勝てないので、このキャンプの走り込みでスタミナをつけてパンチ力を見せつけたい」と強調。「防衛戦でいい勝ち方をして世界挑戦につなげる」と意欲を燃やし、「次に本部町に来るときは、世界チャンピオンとして戻りたい」と笑顔を浮かべた。
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