「活躍を期待してほしい」と話す廣道純=17日午後、大分市田の浦
プロの車いすアスリート、廣道純(35)=TDKラムダ所属=が、22日に開かれる「東京マラソン2009」出場に向け、闘志を燃やしている。
車いす部門の出場枠は25人。体温調節などの関係で、気候的に3月のマラソンを嫌う選手が多い中、「知名度のある大会は、車いす競技を知ってもらう絶好のチャンス」と、あえて“いばらの道”を行く。目指すは優勝だ。
競技歴17年。08年の北京パラリンピックでは満足いく結果が出せなかった。昨年末に切れるはずだったスポンサー契約を延長し、世界で勝てる力を付けるために、オーストラリアのプロコーチと契約を結んだ。
練習方法の見直しで確実に調子が上がっている。1月にオーストラリア、2月はアラブ首長国連邦・ドバイの大会に出場。今月15日に熊本市であった「第12回九州チャレンジ陸上競技選手権大会」では八百メートル、千五百メートルで優勝した。
東京マラソンは2回目の挑戦になる。前回は2位だった。「熊本では完ぺきなレースができた。東京に向けて順調に仕上がっている。活躍を期待してほしい」と力強く話した。
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