2009年3月21日 19時20分更新
瀬戸内海でとれた新鮮な魚を消費者に格安で販売する催しが21日、笠岡市の漁港で開かれ、大勢の人たちが訪れて買い求めていました。これは笠岡湾漁業協同組合が美の浜漁港に魚介類を消費者に直接、販売する直売所をオープンしたのにあわせて開かれたものです。
直売所には朝から、大勢の人が訪れ、60平方メートルほどの売り場に入りきれずに建物の前で列を作って買い物の順番を待つ人の姿も見られました。
直売所では、笠岡湾沖の瀬戸内海で獲れたばかりのシャコのほか、カレイやメバルなどが市価よりも20%から30%ほど安い価格で販売されました。
また、商品には価格のほかに漁業者の名前も書かれ、消費者が安心して購入できるようになっています。
漁協では、魚介類の市場での価格が伸び悩むなか、こうした催しなどを通して多くの人たちに直売所を訪れてもらい、漁業者の収入の安定につなげたいとしています。