大阪府庁のWTCへの移転案をめぐり、カギを握る府議会最大会派の自民党が大詰めの協議を行っているが意見集約が難航している。自民党の議員全員が出席し、21日午後3時すぎから始まった。府庁移転をめぐっては、公明党と共産党がすでに反対を表明し実現は困難な情勢だが、府議会で3分の1を超える勢力を持つ自民党の出方が移転案の行方を決定づけるものになる。自民党内部では、府庁をWTCへ移転させることで臨海部の活性化につながることや、与党として知事が打ち出した移転に賛成すべきとする若手議員と、議論が拙速だとし反対を掲げるベテラン議員の間で賛否が割れており、意見集約のめどはたってない。府議会では、23日に移転案を採決する予定。 (03/21 19:15)